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そして友よ、静かに死ね : ウィキペディア日本語版 | そして友よ、静かに死ね[そしてともよしずかにしね]
『そして友よ、静かに死ね』(そしてともよしずかにしね、''Les Lyonnais'')は2011年のフランスの犯罪映画。1970年代初頭に「リヨンの男たち」として名を馳せた実在の強盗団のメンバーだったエドモン・ヴィダルの半生を、ヴィダルの自叙伝『さくらんぼ、ひとつかみで』をベースに当時の事件とフィクションを織り交ぜて描いた作品である。
== ストーリー == かつての伝説のギャング、エドモン(モモン)・ヴィダルは、今は足を洗い、愛する家族と平穏な暮らしをしている。そんなある日、幼い頃からの兄弟同然の親友で、かつての犯罪仲間だったセルジュが13年の逃亡の末に逮捕されたことを知ったモモンは、はじめのうちは家族の安全を考えて逡巡するものの、結局、セルジュの奪還計画に協力する。モモンらが警察の目を引きつけている間に別の仲間が強引にセルジュを連れ出すと、仲間とともに隠れ家にかくまう。しかし、セルジュはスペインの麻薬組織を裏切ったために命を狙われており、セルジュをかくまったモモンとその家族にも危険が迫る。そんな中、セルジュの娘でモモンが実の娘のように面倒をみていたリルが幼い息子ルカの目の前で射殺される。セルジュはモモンとともに実行犯で麻薬組織のボスであるゼルビブを射殺し、復讐を果たす。さらに、ゼルビブがリルを殺害後にモモンらのかつての仲間ニックに電話をしていたことを知ったモモンは、かつてモモンらが捕まった時にニックだけがその場にいずに逮捕を免れていたことから、ニックが裏切って密告したとにらみ、スペインで麻薬取引をしているニックに会いに行く。するとニックは、自分は裏切っていないとしつつも、これまで何度も自分を裏切ったセルジュは死んで当然だと罵り、モモンに「いい加減に目を覚ませ」とセルジュの居場所を教えるように迫る。しかし、友情を重んじるモモンは耳を貸さず、自分の家族にも危害を加えようとするニックを殺害する。ところが、担当刑事ブロナーから、かつてモモンらが捕まったのがセルジュの密告によるものだったことを示す供述書を見せられ、さらに当時の警察がセルジュと交わした「協定」の数々を聞かされたモモンは激しく動揺する。そしてブロナーはモモンに、ニックの殺害はゼルビブの一味による報復ということにして見逃す代わりにセルジュの居場所を教えろと迫る。セルジュとの数々の思い出が走馬灯のように駆け巡り、セルジュの裏切りが示唆される中、当時の判決でセルジュの量刑だけが軽かったことを思い出したモモンはようやくセルジュの裏切りを確信する。 セルジュに逃走用のパスポートを渡しに現れたモモンは、セルジュに弾丸が1つだけ入った拳銃を渡し、これまでの35年間の裏切りについて「仲間に恥じない落とし前を付けろ」と告げる。セルジュを残してその場を出て行ったモモンの前には警察が待ち構えていた。モモンをやり過ごした警官たちがセルジュ逮捕に突入しようとしたその時、中から銃声が響く。それをモモンは背中で聞く。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「そして友よ、静かに死ね」の詳細全文を読む
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