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『そよ風の贈りもの』(原題:Whitney Houston)は、アメリカ合衆国の歌手ホイットニー・ヒューストンが1985年に発表した初のスタジオ・アルバム。収録曲のうち「すべてをあなたに」「恋は手さぐり」「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」の3曲がBillboard Hot 100で1位を獲得し〔、本作はリリースの翌年の1986年にBillboard 200で合計14週にわたって1位を獲得した〔Whitney Houston's Billboard Chart Records | Billboard - 2014年3月29日閲覧〕。 == 背景 == ホイットニー・ヒューストンは、1983年にナイトクラブで歌っていた時にアリスタ・レコードの社長クライヴ・デイヴィスに見出され、アリスタとの契約を得た〔The 25 Best-Selling Albums of All-Time | EW.com - 2014年3月29日閲覧〕。ただし、デイヴィスはヒューストンをすぐにデビューさせず、「偉大な歌手だけではなく偉大な曲も必要だ」と考えて、優秀なソングライターやプロデューサーを集めることを優先したという〔。 「ホールド・ミー」はテディ・ペンダーグラスとのデュエットで、ペンダーグラスのアルバム『Love Language』(1984年)にも収録された〔Love Language - Teddy Pendergrass | AllMusic 〕。この曲は1984年にシングルとしてリリースされ、ヒューストンにとって事実上のデビュー・シングルとなった〔Whitney Houston Bio | Whitney Houston Career | MTV - 2014年3月29日閲覧〕。 ジャーメイン・ジャクソンが10曲中3曲をプロデュースして、そのうち「やさしくマイ・ハート」と「夢の中のふたり」ではヒューストンとのデュエット・ボーカルも披露した〔Whitney Houston - Whitney Houston: The Deluxe Anniversary Edition (CD, Album) at Discogs 〕。「やさしくマイ・ハート」は、本作に先行して発表されたジャクソンのアルバム『ダイナマイト』(1984年)にも収録された。 「恋は手さぐり」をプロデュースしたナラダ・マイケル・ウォルデンは、当時アレサ・フランクリンのアルバム『Who's Zoomin' Who?』もプロデュースしており、同アルバムのためのレコーディング・セッションで「恋は手さぐり」のバッキング・トラックも制作した〔Whitney Houston 'I Wanna Dance With Somebody' - soundonsound.com - 2014年3月30日閲覧〕。なお、ウォルデンはヒューストンの次作『ホイットニーII〜すてきなSomebody』(1987年)において11曲中7曲をプロデュースすることとなる〔Whitney Houston - Whitney (CD, Album) at Discogs 〕。 「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」は、映画『アリ/ザ・グレーテスト』(1977年公開)のサウンドトラックのためにマイケル・マッサーとリンダ・クリードが共作し、ジョージ・ベンソンが録音してシングル・ヒットした曲のカヴァー〔The Greatest Love of All by Whitney Houston Songfacts - 2014年3月29日閲覧 〕。そして、作曲者のマッサーはヒューストンによる「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」に惹かれたことから、同じく自分が作曲した「すべてをあなたに」を提供するが、ヒューストンの母は、娘に不倫の歌を歌わせることに反対したという〔Saving All My Love For You by Whitney Houston Songfacts - 2014年3月30日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「そよ風の贈りもの」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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