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『たくろうLIVE '73』(たくろうらいぶ73)は、1973年12月21日に吉田拓郎(当時はよしだたくろう)がリリースしたライブ・アルバムである。1973年11月26・27日に東京中野サンプラザホールで行われたライヴ音源。 1986年にCD化された。1990年のCD選書のほか、2006年にも再リリースされている。 == 解説 == 一流ミュージシャンたちに加えてブラスとストリングス・セクションをバックにした(演奏者の項を参照)、当時のロックコンサートとしてのクオリティの高さで群を抜く日本のレコード史上最初の本格的なライヴアルバムともいわれる〔田家秀樹 『吉田拓郎』 TOKYO FM出版〈地球音楽ライブラリー〉、2007年, p. 31 豊かなる日々 〜吉田拓郎、2003年の全軌跡〜、2004年6月、田家秀樹著、ぴあ、p7〕。 曲名の後ろに'73がついている曲と小室等の#8「雨が空から降れば」以外はこのライブで初録音、つまり13曲中9曲を新曲として発表していることになる。当時、著名なアーティストでこのような形式をとったケースは稀である〔『70年代ノート ~時代と音楽、あの頃の僕ら~』、p142-143〕。 前年6月に結婚するものの、ツアー先で婦女暴行事件容疑でこの年5月に逮捕(不起訴となり釈放)された後に行われたライブの模様を収録。翌年には子供が生まれる前という激動の時期に発売されている。 本人もこのアルバムについては思い入れがあるらしく、後に雑誌のインタビューで「13曲目「望みを捨てろ」は失敗だったけど、それ以外は本当に良かった」といった趣旨の発言をした。なぜ「望みを捨てろ」を失敗と評価したのかは不明。 13曲目「望みを捨てろ」が歌唱中にフェイドアウトする形でアルバムは終わっているが、LIVE'73のカセットテープ版には完全版ロングバージョンが入っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「たくろうLIVE'73」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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