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たたら館(たたらかん)は、かつて岩手県久慈市に存在した砂鉄資料館。1986年10月に久慈砂鉄の会が中心となって開館したが、建物老巧化のため2008年1月11日に閉館。 たたらとは、鉄を精錬する場所のことをいい、久慈地方は大量の砂鉄があり、江戸時代日本の二大産鉄地として、江戸市場を制覇したことがある。 この資料館では江戸時代のたたら製鉄から川崎製鉄(現・JFEスチール)久慈工場での製鉄の歴史、製鉄品や密銭、鉄山の存在を明示した位置図や鉄瓶などが展示されている。 川崎製鉄久慈工場は昭和40年代後半に閉鎖されたが、それまでの間日本で唯一砂鉄製鉄を行っていた。工場閉鎖の際、川崎製鉄は久慈工場の敷地を久慈市に寄贈、久慈市は寄贈された土地を「川崎町」と命名した。また川崎製鉄はたたら館開館の際にも多数の資料を提供した。 なお、砂鉄を使った久慈市の土産品として、久慈砂鉄鍋(天ぷら鍋・すき焼き鍋)があり、1961年5月20日、宮内庁に献上、御嘉納の栄誉に浴している。 == 所在地 == * 岩手県久慈市大川目 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「たたら館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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