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つ : ウィキペディア日本語版


は、仮名の1つである。1モーラを形成する。五十音図において第4行第3段(た行う段)に位置する。日本語音節の1つであり、清音の他、濁音(づ、ヅ)を持つ。または、促音の表記に用いられ、この場合には一般に「っ」「ッ」のように小さく書かれる。促音は単独で音節を構成しない。
== 概要 ==

* 現代標準語の音韻:
*# 1子音と1母音」から成る音。子音は、次の通り。
*#
* 清音 「つ」: を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す無声歯茎破擦音
*#
* 濁音 「」: 語頭や促音・撥音の後においては舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声歯茎破擦音。語中では舌の先を上歯茎に付けずに近付けて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声歯茎摩擦音、すなわち「」の子音の有声音である。それら2つの「づ」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。「づ」は「」と同じ発音であり、現代標準語では「づ」と「ず」を音の上で区別しない(四つ仮名)。現代仮名遣いでは、一部の例外を除いて「づ」で書かれてきたものを全て「ず」で書く。
*# 促音「」:普通は次の音の子音の構えで1モーラをなすもの。例えば破裂音破擦音であれば閉鎖が持続されたままの状態であり、摩擦音であれば隙間が形成されたまま摩擦が持続した状態である。つまり、長子音の前半部分を1つの音の単位、モーラとして切り取ったものである。音が続かない場合には、前の母音の構え、またはそれから口をいくらか閉じた形で息を止める。
* 五十音順: 第18位。
* いろは順: 第19位。「」の次。「」の前。
* 平仮名「つ」の字形: 「州」または「川」の草体、略体からと考えられる
* 片仮名「ツ」の字形: 「州」の略体または「川」からと考えられる
* ローマ字
 * つ: tsu訓令式およびコンピューターローマ字入力では tu
 * : zu訓令式およびコンピュータのローマ字入力ではduおよび改造候補
 * っ: 後続の子音字を重ねて書く。ただし、cが後続する場合には、tcとすることがある。子音字が後続しない場合の書き方は原則ないが「あっ」など強調する場合などはある。その場合、コンピュータではxtu, xtsuなどと入力される
 *: 例:あった = atta、あっち = atti / atchi / acchi
* 点字:
 * つ:
 *:
 * っ:
 *:
* 通話表: 「つるかめのツ」
* モールス信号: ・--・
*手旗信号:12→3
:50px50px
* 発音:

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「つ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tsu (kana) 」があります。



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