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どんぐりころころ
「どんぐりころころ」は、大正時代に作られた唱歌、広義の童謡。作詞青木存義(1879年 - 1935年)、作曲梁田貞(1885年 - 1959年)。七五調四行詩のいわゆる今様の形式の作品であり、2番まである歌詞は起承転結のはっきりとした物語性のある構成となっている。青木の没後、終戦直後の1947年(昭和22年)に小学校用の教科書(音楽)で使用されたことを契機に広く歌われるようになり、その普及ぶりから金田一春彦に「日本の三大童謡の一つ」とも評されている〔金田一1978『童謡・唱歌の世界』p88。〕。2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた〔文化庁 「親子で歌いつごう 日本の歌百選 」、2007年7月14日。 〕。作詞、作曲ともに著作権の保護期間が満了しており、パブリックドメインとなっている。 == 曲の来歴 ==
=== 発表時期 ===
大正時代に青木存義によって作られた唱歌集『かはいい唱歌』(共益商社書店)が初出である。発表年は2説ある。これは初出の『かはいい唱歌 二冊目』の奥付が、初版本とその後の重版本とで異なることに起因する。巷に比較的現存している部数が多い重版本では、「一冊目」と同一日付の「大正十年十月」発行との記載があり、この1921年(大正10年)10月であるとする説が主流である。もう1説は、初版本に由来する。青木の故郷である松島町では昭和後期から青木の歌を歌い継ごうとする動きが活発となり、そうした活動を通じて地元の郷土史家らが青木家の関係者から本作が掲載されている「二冊目」を譲り受けた〔「「どんぐりころころ」など作詞、青木氏の唱歌発掘!」 『河北新報』1991年10月3日付朝刊、11面。〕。この初版本の奥付には「大正十一年五月」との記載があるとされる〔松島町『資料編』。〕〔この初版本を元にして松島町教育委員会が活字化した資料(複写機によるコピーではなく手作業による活字化)「かはいい唱歌掲載資料編」にその奥付の活字化資料も掲載されている。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「どんぐりころころ」の詳細全文を読む
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