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のぞき部屋[のぞきべや]
のぞき部屋(のぞきべや)は風俗店の一形態である。いわゆる「ニュー風俗」のひとつとされる〔荻上チキ『セックスメディア30年史欲望の革命児たち』筑摩書房、2011年、22-23頁。ISBN 978-4480066060。〕。 == 概要 == のぞき部屋の発祥は1981年2月の大阪である。当時は終戦直後に登場した「額縁ショー」のノスタルジアであるなどと言った風俗批評が成されたが、後のファッションヘルスの原型ともされる〔『戦後性風俗大系―わが女神たち』310頁。〕。 店舗の構造は、中央に円形の大きな舞台が設置され、その周囲に複数の小さな個室が配置されている。舞台と個室の境界にはマジックミラーが設置され、入場料を払って個室に入った(男性)客はマジックミラー越しに舞台でパフォーマンスをする(裸で踊ったり自慰をしたりする)踊り子の女性を鑑賞する。マジックミラーの効果によって個室から舞台は見えるが舞台から個室は見えないように調整されており、個室内には(客が自慰行為をできるように)ティッシュが用意されている。〔『戦後性風俗大系―わが女神たち』311-312頁。〕 個室に設置された電話機を用いて客と踊り子がコミュニケーションをとることができることもある。また、客が追加のチップを払うことによって(個室と舞台の間の仕切りにあいた小さな穴を通して)踊り子の体に触れたり、逆に踊り子が手で客の性器に触れて射精に導くといったサービスが存在する場合もある。〔 1984年8月の風営法の改正によって店舗数は減少した〔『セックスメディア30年史欲望の革命児たち』21-22頁。〕。近年ではこれらサービスをライブカメラやチャットを使って、インターネット上にて提供するのぞきサイト業者もあり、これらも様々な系統が派生している。インターネットでのアダルトチャットでのやりとりではのぞき部屋のノリが意識されている場合がある〔『セックスメディア30年史欲望の革命児たち』179-180頁。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「のぞき部屋」の詳細全文を読む
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