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『のだめカンタービレ』 (Nodame Cantabile) は、二ノ宮知子による日本の漫画作品。またはそれを原作としたテレビドラマ・テレビアニメ・実写映画などの作品。女性漫画誌『Kiss』(講談社)にて2001年から2010年まで連載された。クラシック音楽をテーマとしている。 == 作品概要 == 『Kiss』2001年14号から連載を開始。作者の妊娠・出産に伴い、2008年5月10日発売の同年10号から8月9日発売の16号まで月1回の連載となった後に休載。2009年3月10日発売の6号から連載を再開し、同年20号を以って終了した。また、番外編の連載が2009年第24号より開始され、2010年17号を以って終了した。2004年、第28回講談社漫画賞少女部門受賞。単行本は全25巻発行(本編は23巻で完結、24巻及び25巻は番外編)。累計発行部数は第22巻の時点で3080万部、映画(実写)『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』上映時で3300万部。 音楽をテーマにした作品という構想は、『GREEN〜農家のヨメになりたい〜』の連載を終えていた二ノ宮自身から出されたものだった。主人公である「のだめ」に実在のモデルがいることは有名だが、彼女が「ゴミ屋敷のなかでピアノを弾いている写真」の鮮烈なイメージがきっかけだったという〔『コンティニュースペシャル』 p.62〕。タイトルのカンタービレは、イタリア語を由来とする、「歌うように・表情豊かに」という意味の発想記号である〔アニメ第1作の第1期OP『Allegro Cantabile』でこの文言を用いる。〕。連載開始前の二ノ宮は楽譜が読めない〔『コンティニュースペシャル』 p.69〕どころかクラシックの知識がまったくなく、周囲の人間から基礎を教わりながら漫画を描いていたが、人気作となり連載が長期化するとプロの奏者や音大教授に専門知識を取材するようになった〔。楽器についての資料も大量に集めたが、二ノ宮は演奏のシーンに「自分のイメージをつけない」ようにすることにこだわっていたという〔『コンティニュースペシャル』 pp.62-63〕。フランス留学編をはじめとして、プロットは結末近くまであらかじめ構想立てられていた〔『コンティニュースペシャル』 p.63〕。 2015年6月18日、作者のTwitter上にて最終回から約1年後が描かれた2ページの番外編が公開された。 2016年2月25日発売のKiss4月号に、アラサーになったのだめと千秋が登場する読切り作品が掲載された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「のだめカンタービレ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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