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のび太の創世日記 : ウィキペディア日本語版
ドラえもん のび太の創世日記[どらえもん のびたのそうせいにっき]

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ドラえもん のび太の創世日記』(ドラえもん のびたのそうせいにっき)は、藤子・F・不二雄によって執筆され、月刊コロコロコミック1994年9月号から1995年3月号に掲載された大長編ドラえもんシリーズの作品。および、この作品を元に1995年3月4日に公開されたドラえもん映画作品。大長編シリーズ第15作、映画シリーズ第16作。
同時上映は『2112年 ドラえもん誕生』。
== 解説 ==
本作はコロコロコミック掲載時に「大長編シリーズ15作記念作品」と冠されていた。藤子・F・不二雄自身、創世記をライフ・ワークだとも公言しており、「創世日記」などの自身のSF短編やドラえもんの短編数本など、同様のテーマの作品の集大成にすべく、多くの資料を使って練り上げられたという。生命の起源と進化、文明の発展、そして宗教の妄信で過ちを繰り返す歴史など、大長編ドラえもんでも珍しい難解な題材を扱う内容となったため、次回作『のび太と銀河超特急』は子供も楽しめるようなビジュアル主体の賑やかな物語となった。
また、本作の中では実際の弥生時代などを舞台にしていたり、羅生門浦島太郎(すずめのおやど)などの物語を踏襲された世界観となっている。
基本的にのび太たちはひみつ道具「創世セット」によって生み出されたもう一つの地球「新地球」の観察に終始しており、第三者的な役割を担っている。そのため、のび太たちが力を合わせて困難に立ち向かうパターンが多数の大長編ドラえもんのなかでは異色な存在である。さらに本作で初めて悪者を出さない試みもなされた。
原作、映画ともにジャイアンが新曲を歌っているが、「新曲」と唄いつつ、何故か映画で流れる曲はいつもの『おれはジャイアンさまだ!』になっている。
なお、のび太が昆虫を人間並みに進化させてしまうという設定は、『ドラえもん ガラパ星から来た男』でも使用されている。
映画としては16作目となり、同時上映作品もドラえもん映画であったためパンフレットでは『Wドラマチック!!ドラえもんフェスティバル!!』と題された。また、新地球の近代世界において地底で進化を遂げた昆虫人が地上人への攻撃手段として地上に大地震(=関東大震災)を起こそうとするというエピソードも考えられており撮影もされたが、その頃に発生した阪神・淡路大震災の影響を考慮してカットされた〔「QuickJapan」64号、太田出版、2006年〕。この作品からタイムマシンで移動する時の超空間バックがCG仕様のものに変更されている。シリーズ中初めて海援隊が主題歌を担当していて、本作も例年通り武田鉄矢が作詞を担当している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ドラえもん のび太の創世日記」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Doraemon: Nobita's Diary of the Creation of the World 」があります。



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