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ヒラリマントあるいはひらりマントは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具の1つ。 初登場は小学館〈てんとう虫コミックス〉『ドラえもん』第5巻〔藤子・F・不二雄『ドラえもん 5』小学館〈てんとう虫コミックス〉、1974年12月1日初版発行。ISBN 4-09-140005-1〕に収録の短編作品「ひらりマント」。ほかには「大長編ドラえもん」シリーズ第1作『のび太の恐竜』、第2作『のび太の宇宙開拓史』、第3作『のび太の大魔境』〔ただし映画のみの登場で名前は出ていないので、実際はヒラリマントかどうかは不明。〕、第4作『のび太の海底鬼岩城』、第5作『のび太の魔界大冒険』、第7作『のび太と鉄人兵団』、第8作『のび太と竜の騎士』、第9作『のび太の日本誕生』に登場する。藤子・F・不二雄以外の者が描いた「大長編ドラえもん」シリーズでは、第19作『のび太の宇宙漂流記』、第21作『のび太と翼の勇者たち』に登場する。新作では第27作『のび太の新魔界大冒険』第29作『新・のび太の宇宙開拓史』第30作『のび太の人魚大海戦』第31作『新・のび太と鉄人兵団』に登場する。 == 概要 == 目の前に迫ってくる物に対してこのマントを振りかざすと、闘牛士のマントの如く、どんな標的でも回避したり跳ね返すことができる。跳ね返せるのは物体だけではなく、光線などの不定形なものにも効果がある。電磁波の反発を利用した道具であるという。静止している物体でも、こちらからマントを振りかざせば向きを変えることができる。また、『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』では、宇宙空間でドラえもんが迫ってくる宇宙船をひらりマントで吹き飛ばしたことから、質量や大きさ、物理法則も関係なく跳ね返せることが分かる。更に跳ね返す対象にマントを当てる必要はなく、こちらに迫っている途中でマントを振りかざしても効果を発揮する(アニメ第2作第2期『ぼく、桃太郎のなんなのさ2008』『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』)。劇場版作品の戦闘シーンではしばしばバリアーや盾のように使われ、防御・回避系ひみつ道具の中で石ころぼうし、透明マントに次ぐトップクラスの性能を誇る。『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』の映画版でのみ、使いすぎて破れるという描写がある。 一部の映画作品では、使用時に「ヒラリマント」と声を上げないと効果を発揮しないかのように描かれている(『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』)。 『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』と『ドラえもん のび太の魔界大冒険』では表が赤で裏が黒(表裏の区別はない)だったが、それ以外の映画作品では両方赤になっている。テレビアニメ第2作第2期では、表が赤で裏が青になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒラリマント」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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