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株式会社びゅうトラベルサービスは東京都墨田区に本社を置く旅行会社で、東日本旅客鉄道(JR東日本)の連結子会社。 == 概要 == 元々は株式会社びゅうワールドという社名で、JR東日本と日本航空の合弁企業だった。JR東日本は東京都知事登録の国内旅行業(現・第2種旅行業)しか認められず、自社で海外パッケージツアーを主催することができないため設立された。その後「びゅうワールド」ブランドを中心とし、JR東日本の海外旅行ホールセラーとして運営されてきた。 2007年に、パッケージツアーブランド「びゅうワールド」の企画実施をジャルパックに移管し、商号を「びゅうトラベルサービス」へ変更した。商号変更後は海外旅行にとどまらず、JR東日本が手がけてきた国内旅行の分野への移管を受け、JR東日本の「大人の休日倶楽部」会員サービス部門の運営、会員向けの国内ツアーや「大人の休日倶楽部趣味の会」の運営、JR東日本の訪日旅行(インバウンド)事業など、新規市場に向けた幅広い展開が行われている。国内のパッケージツアー「びゅう」商品はJR東日本の企画実施であるが、首都圏の電話予約、インターネット予約(えきねっと)による通信販売部門(びゅう予約センター)の運営は同社が行っている。また、同社が企画実施する大人の休日倶楽部会員向け団体旅行などのツアーの旅館の仕入れ等はJR東日本と共同で行われており、JR東日本が発表するツアーのプレスリリース等は、同社との共同で行われることが多く、JR東日本の旅行業部門の一部として密接な関係がある。 「大人の休日倶楽部」会員向けの国内ツアーでは、ハイグレード車両JR東日本E655系電車「和(なごみ)」を利用した旅行や、JR東日本のローカル線を全線乗車する旅行など、JR東日本の子会社らしい特色あるツアーが運営されている。同社の実施している「1名様参加歓迎2連泊でめぐる たっぷりじっくり下北半島完全周遊の旅」は2009年日本旅行業協会主催の「もう一泊、もう一度(ひとたび)大賞」コンテストで宿泊旅行価値創出賞を受賞した。〔JATA 「もう一泊、もう一度(ひとたび)大賞」が決定 〕 JR東日本が推進する「地域再発見プロジェクト」にも参画しており、地域密着型の旅行商品「旅市escort」を展開している。 「大人の休日倶楽部」趣味の会は、神田と仙台に常設の教室があり、講座の開催や講座ごとの旅行が行われている。講座運営を行う同社社員が全員旅程管理資格(添乗員の資格)を有しており、事前学習から旅行につなげるモデルケースとして旅行業界誌「トラベルジャーナル」〔「事前学習で差別化する」(トラベルジャーナル2010年4月19日号 〕 などでも取り上げられている。 東日本大震災を受けて復興支援ツアーなども行っており、JALグループと連携し国内各地から航空機と新幹線を組み合わせた東北向けツアー「JALパック×びゅう」などを展開している〔プレスリリース 「JALグループ、JR東日本グループは、東北地方への旅行需要喚起を目的に、新旅行商品「JALパック x びゅう」を企画 〕。 訪日旅行では、アジア方面での旅行会社を対象とした「JR東日本セミナー」の海外での開催や、海外の旅行会社への鉄道旅行の提案、手配業務などを行っており、中国市場向け商品などではANAグループとも提携している。〔「JR東日本グループ「びゅうトラベルサービス」と「ANA セールス」が連携をスタート 〕 成田国際空港の第1・第2ターミナルや東京モノレールの羽田空港国際線ビル駅に設置された「JR東日本訪日旅行センター」は同社の運営。また、空港第2ビル駅の駅業務を受託されている。 海外旅行では、大人の休日倶楽部会員向けに事前勉強会を行うことを基本にした「道しるべ」を2009年よりスタートしている。JR東日本の駅にある「びゅうプラザ」での海外旅行の販売支援を行い、ジャルパックなどと共同で商品開発などを行っている。また、鉄道や環境問題にかかわる分野の業務手配旅行を手掛ける。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「びゅうトラベルサービス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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