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『修羅の門異伝 ふでかげ』(しゅらのもんいでん ふでかげ)は、原作:川原正敏、作画:飛永宏之〔代表作にサッカー漫画『友まっしぐら』、2000年に映画化された小説『ホワイトアウト』の漫画版が挙げられる。〕による日本の漫画作品。題材はサッカーであり、草サッカーチームが天皇杯を勝ち上がっていくと言う物語である。2010年12月号から2014年12月号まで『月刊少年マガジン』(講談社)にて隔月連載された。単行本は全8巻。 == 解説 == 1987年から1996年まで『月刊少年マガジン』に連載されていた川原正敏の漫画作品『修羅の門』のスピンオフ作品である。 コミックス巻末収録の川原の文に依れば、もともとのアイデアは、『修羅の門』終了時点から存在しており、次の連載作品候補として編集部に『海皇紀』と本作の両方を提示したところ、連載の長くなる『海皇紀』のほうが採用された。 2010年に『海皇紀』の終了を受け、次期連載作品として編集部に再び提示したが編集部の意向は『修羅の門』続編(『修羅の門 第弐門』)であった。ただし、「同時連載ならば」本作の連載も可、という条件を得ている。自身での同時連載は無理〔過去に『修羅の門』と『修羅の刻』のうち4話ほどを同時連載したことはある。〕であるが、片方を原作者という立場であれば可能と判断し、川原主宰の草野球チームなどで交流の深い飛永宏之に作画を依頼することで〔1巻 あとがき〕、『修羅の門 第弐門』と共に、ダブル新連載として隔月連載の開始となった。作品の絵柄は川原のものに似せて描かれている〔1巻 あとがき なお両者は、川原が飛永を「トビー」と呼ぶような親しい間柄で、10年来の付き合い。また飛永には文章などによる原作のかたちでなく、作品おおよその構成まで示した「ネーム」の状態で飛永に渡され、最終的には「共同作業」で仕上げているとしている。〕。 川原は広島県三原市出身であり、同市を全国にPRする「ふるさと大使」に任命されている。その縁で、題名の「ふでかげ」は三原市の筆景山からとられている。本作品には実在の街中や筆景山・広島空港などの三原市内が舞台背景として登場する。 なお、「修羅の門異伝」と名打たれており、世界観を共有しているが、『修羅の門』主人公・陸奥九十九は1巻で名前が登場するだけで、『修羅の門』での主人公の流派、陸奥圓明流も登場しない。ほぼ純然たるサッカー漫画である。ただし主人公・小早川拳将は陸奥九十九と対戦経験の有る「イグナシオ・ダ・シルバ」の弟子であり、ヒロインである後藤さつかは陸奥九十九と縁のある空手の流派「神武館」に所属しており、大会に出る話が含まれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「修羅の門異伝 ふでかげ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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