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『べーしっ君』(べーしっくん)は、荒井清和による4コマ漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。 == 概要 == 雑誌『ログイン』『ファミコン通信』(現『ファミ通』)に連載された(連載開始は『ログイン』1984年7月号)。『MSXマガジン』には広告マンガとして掲載。 特に黎明期のファミ通においては同誌のマスコットキャラクター的存在であった。全4巻(最終話近辺は未収録)。当初、作者は漫画のタイトルを「祇園の舞妓はん」をもじった、「擬音のマイコンはん」と考えていたようだが「べーしっ君」として連載開始をした。 世界観やキャラクター設定は、アニメ「巨人の星」をパロディーした作風となっており、コンピュータゲームマニアの中学生べーしっ君が主人公の、主にその時々の人気ゲームソフトを題材にとったギャグ4コマ。ダジャレをベースにしたシュールなギャグや、連載中期以降に多く見られた独特の洗練された下ネタが特徴。セリフ表現に独特のセンスがあり、「なにかしらこの人……イッツ ソー デンジャラス!」「ほぅーらイッツ・ア バースデー プレゼーンツ!! なり」といった直訳英語を織り交ぜた文章や、「比較的にあうぜーっ!!」「それはわりとヤリィ!!」などの超口語的な表現が好んで使われた。また一度きりしか登場しないような脇役やモブの顔を、意図的にきわめて特徴的な造形にするというユニークな手法を確立している。オチのコマでしばしば「うすらのばぼーん」、「すてらのなばびこーん」、「ニポポーン」などの特異な擬音あるいは奇声(どちらか判然としない場合が多い)が多用されたことでも知られる。また他マンガのパロディーも頻繁にみられる。 本作掲載誌の発行元であったアスキーからは、べーしっ君をイメージキャラクターとするソフトウェア『MSXべーしっ君』シリーズが発売されている。 2003年にたのみこむにて受注生産が決定され、株式会社エンジンの販売でOVA化された。 「コンプティーク」にパロディ作品「N88-べーしっ君」が掲載されたことがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「べーしっ君」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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