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×は、記号の一つ。読み方は「かける」「ばつ」「ぺけ」「ばってん」「ちょめ」「クロス」「バイ」など。読み物等を音読する上では「スラー」と読むこともある。 代用として、ラテン文字の「x」や「X」が使われることもある。例えば、寸法表記の「100cm x 100cm」など。 形が似た記号に「」(Ballot X, X mark, cross)があるが、日本語では「×」と「」を使い分けず共に「×」を使うことが多い。なお欧米では「×」に否定の意味はなく、その意味では「」を使う。 文字実体参照は「×」。TeXでは「\times」。timesは「かける」を意味する英語である。 == 用法 == ===積=== 「かける」と読むが、複数の乗算を区別する必要があるときは「クロス」と読む。 対応する和には「+」が使われる。 * 数値どうしの積。初等数学で使われ、中等数学以降では同じ意味で「∙」が使われる。 * ベクトルのクロス積(外積)。ドット積(内積)には「∙」を使う。 * 集合の直積。共通部分には「∩」を使う。 * 縦×横、幅×高さ、幅×高さ×奥行き、縦×横×高さなどで、寸法を表す。 * ×30 は30倍の拡大図や、等式の両辺を30倍する等式変形を表す。30× は30倍の倍率を持つレンズを表す。 この記号の起源は聖アンデレの斜め十字架であるとされ乗法の記号としてこの記号が使われだしたのは17世紀に入ってからであり、最初に使ったのはウィリアム・オートレッドの著書『数学の鍵』(1648年)だった〔 安藤洋美、『中学数学精義』、現代数学社、2005年、73頁。ISBN 978-4-7687-0292-5 C3041〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「×」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Multiplication sign 」があります。 スポンサード リンク
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