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『ほしのこえ』は、新海誠が制作した日本のアニメーション映画作品、およびそれを原作としたメディアミックス作品群を指す。 キャッチコピーは、「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」。 == 概要 == 25分のフルデジタルアニメーションの監督・脚本・演出・作画・美術・編集を、新海がほぼ一人で行なったことが注目を浴びた。 制作環境はPower Mac G4 400MHz、使用されたソフトはAdobe Photoshop 5.0・Adobe After Effects 4.1・LightWave 6.5など。 第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門で優秀賞を受賞し、実行委員会委員長の石原慎太郎都知事から「この知られざる才能は、世界に届く存在だ!」と絶賛を浴びた。 他にも 第7回アニメーション神戸・第6回文化庁メディア芸術祭 デジタルアート部門特別賞・第34回星雲賞 メディア部門・第8回AMD AWARD BestDirector賞 などの様々な賞を受賞し、個人制作のアニメーションでは 他に類を見ないほどの出来だとして、大きく評価されている。 本作では戦闘ロボットがモチーフとして登場するが、監督はロボットアニメをほとんど見たことがなく、製作途中に知人の紹介で『機動戦士ガンダム』、『蒼穹のファフナー』のメカニックデザインである鷲尾直広のデザイン画を見た程度だという。 DVDも発売され、10万枚以上(日本6万枚、国外4万枚)という個人制作のアニメとしては大ヒットを記録し、新世紀インディーズアニメの金字塔とも言える作品となった。ラジオドラマ化、小説化、漫画化がなされたほか、DVDも世界各国で発売されている。 本作には、小説版・漫画版があるが、いずれも、アニメ本編とは描写の差異があるため、それぞれ別個の話とみなされる。2002年にはメディアファクトリー MF文庫Jから大場惑著、柳沼行挿絵による小説版(ISBN 4-8401-0600-2)が、2005年には講談社アフタヌーンKCから佐原ミズによる漫画版(ISBN 4-06-334984-5)が、2006年にはエンターブレインから加納新太による新小説版「『ほしのこえ』 あいのことば / ほしをこえる」が発売されている。 2015年4月(23日 - 27日)にはCBGKシブゲキ!!にて舞台版作品 が上演された。脚本・演出は拝田ちさと(演劇ユニットキャットミント隊)が担当した。 携帯電話のメールをモチーフに、宇宙に出た少女と地球に残った少年の間でずれていく時間と2人の想いを描いた本作品は、大きなメッセージ性を備えており、それがヒットした要因の一つであるとされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ほしのこえ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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