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ほんやら洞[ほんやらどう]
ほんやら洞(ほんやらどう)は、小正月の頃に新潟県の魚沼地方で行われる伝統行事、またはそのなかでつくられる雪洞(かまくら)のこと〔ほんやら洞まつり にいがた観光ナビ〕。 古くは、雪で「かまくら」をつくり、水神様を祀って、鳥追いの歌を歌うなど、秋田県の「かまくら」と同様の豊作祈願の伝統行事だった。「鳥追い」の歌のなかにも「ほんやら」というかけ声があり〔「週刊ことばマガジン」2009年02月21日 新潟県「ほんやらどう」 東日本放送サイト内〕、これが語源とされる。しかし、地域によっては、観光化がすすんで、主に、無数の雪洞のなかに蝋燭などがともる幻想的な風景を目玉にした行事となっている。一方、鳥追いの行事を行う、新潟県魚沼市では、雪洞のことを「ほんやら洞」ではなく、「鳥追い洞」という〔魚沼市中原まつり「中原鳥追い洞のご案内 」〕。雪が足りない年は、雪ではなくテントで代用することもある。 雪洞は、主に、各地の雪祭りなどの行事のなかで多くつくられる。雪洞のなかから漏れる光が織りなす風景をメインとする行事としては、5千もの「ほんやら洞」がつくられることもある〔新潟おでかけ館「山谷坪野ほんやら洞まつりの紹介 」〕という小千谷市の「山谷坪野ほんやら洞まつり」、南魚沼市の「六日町温泉ほんやら洞まつり」(南魚沼市雪まつりの中の行事)〔南魚沼市「雪まつり 」〕が有名である。 ==題材にした作品== つげ義春が1968年6月に「ガロ」に発表した短編漫画作品『ほんやら洞のべんさん』は、冬の小千谷を舞台にしている。この漫画をもとに「ほんやら洞」と名付けられた喫茶店もある〔京都ほんやら洞「ほんやら洞の由来 」〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ほんやら洞」の詳細全文を読む
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