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ぼくらのの登場人物では、鬼頭莫宏の漫画作品『ぼくらの』(およびこれを原作とするテレビアニメ、小説)の登場人物について記述する。アニメ版・小説版については、原作と重要な相違がある場合のみ記述する。アニメ版・小説版のみに登場する人物についても本項で扱う。 == 「ゲーム」の誘い手 == ; ココペリ : 声 - 東地宏樹 : 子供達を「ゲーム」に誘った張本人で、洞窟の住人。自らジアースを操って敵との戦闘をしながら、子供達に戦い方を一通り教え、消えていった。子供達を誘った時には変人めいた言動をしていたが、敵と戦闘していた時はその奇矯さは見られなかった。またその際、初めて登場した時にはなかった傷跡らしきものが頬にあった。初登場時にかけていたのは伊達眼鏡で、戦闘時には外しており、コダマに受け継がれた。 : その素性は、「この世界」以前にジアースを使い戦っていた契約者の一人であり、同じく契約者であるマチと共に「この世界」にジアースを引き継ぎ戦い方をチュートリアルする最後のパイロットであった。なお、本名を画楽(がらく)といい、マチは「ガラ先生」と呼んでいた。 : 頬の傷は、荒れていた「この世界」以前のパイロットたちの諍いによって付けられていたが、「この世界」でのパイロット勧誘に支障があるとコエムシによって消されていたもの。 : 「ココペリ」は個人名というより引き継ぎパイロットの役名のようなものであったらしく、最終回にマチの兄(元コエムシ)がこの名を名乗っている。 : ココペリという名称は、インディアンの間に伝わるカチナと呼ばれる精霊の一種に存在している。背中の曲がった笛吹き男の姿で表され、豊穣をもたらす存在であるとされる。命名に関連しているのかどうかは明言されていない。またココペリはインディアンの伝承で「最初の人間」ともされる。原作者のサイト「パズルピースは紛失中」にこの笛吹き男のオブジェの写真がある。 : アニメ版:本職は学校の教師で姓は笛吹(うすい)。彼の世界の戦いで、娘の優(声:神田朱未)を含む生徒と共にパイロットとなった。優と残り二人になったところで、マチの助言により優を助命する取引を成功させるが、そうして現れた「ぼくらの」世界において14人しかパイロットを集められなかったためにコエムシの逆鱗に触れ、結局自らの世界における最後の戦いのパイロットに優を選ばせてしまう。娘を守れなかったココペリは自らが無力なゲームの駒であることを理解し、子供達にジアースの操縦を教えるため再び姿を現した。頬の傷は、コエムシに痛めつけられた時にできた傷であった。 ; コエムシ : 声 - 石田彰 : 戦闘やジアースに関する情報を子供達に教える正体不明のサポーター。作品の謎を握るキーキャラクター。漫画版では握り拳大の大きさだが、アニメ版では人の頭程度の大きさになっている。素粒子のコピー(物質の転送)能力を有し、戦闘開始時には問答無用で子供達をコクピットに転送させる。ぬいぐるみのような一見ユーモラスな姿をしているが、残忍な性格で口も悪い。一人称は「オレ様」。ココペリに「こいつは信用できない」と言われていた。 : 嫌味や悪口を垂れ流しつつも、契約者の頼み事は基本的に断れないらしい。選出されたパイロットにコエムシが強制できるのは「戦いが始まったときにはコクピット内にいること」程度のことであり、そこから先は「無防備なまま敵の眼前に生身のパイロットを晒す」「勝利を得る直前でそれを放棄し、コクピットから逃走する」などといった行為すら支援し、また48時間の時間切れによる「二つの世界の消滅」を選択することをも煽るなど、勝敗よりもパイロットの意思を第一として尊重する行動パターンをとる。ただし都合の悪い質問を無視したりはぐらかすことはしばしばある。 : 目前に死を控えた搭乗者がパニックに陥るのを見るのが楽しみだが、本作の子供達には、年不相応に「戦う目的」「死ぬ意味」を理解し達観した者が多いことがいささかつまらないらしく、「頭の螺子が飛んでやがる」とこぼしている。 : その正体はココペリ=画楽やマチと同じ地球の人間であり、マチの実兄。彼らの地球の最後の戦いに伴って自分達のサポーターから役割を引き継ぎ、コエムシの肉体を与えられ2人と共にジアースの引継ぎ先である「この世界」の地球に送られた。「この世界」での戦いの勝利回数に伴って再び自分達の地球の戦いがまわってくる可能性が変わるため、自分達の地球と実妹・マチを救うため職務には忠実にしている。 : 最終回で人間の姿に戻ってジアースのパイロットとして契約を行ない、次の地球での引き継ぎ戦のパイロット=新たなココペリとなり、佐々見にコエムシを引き継ぐ。その際には2度目に登場したココペリ(画楽)よりも大きく顔に傷を負っている。 : マチの死など様々な出来事を得てその心に変化が生じたらしく、最後には苦悩しつつ戦うウシロに謝罪する言葉をかけたり、ココペリとなってからは先代ココペリとは違い、次の地球のパイロット達には最初から「パイロットになれば死ぬ」「自分も戦闘が終われば死ぬ」ことをはっきり伝えている。 : 「コエムシ」も「ココペリ」同様に一種の役名であり、各ロボットごとに1体のサポーターとして存在し、各々思考・口調・細かい部分のデザインは異なるがほぼ同様のフォルムを有する。作中に現われた他のコエムシも、概して性格は悪い。前述の通り、担当するチームを多く勝たせることが自分の世界が再度戦いに巻き込まれる可能性を減らすため、どのコエムシも「自らの担当するグループを一つでも多く勝たせる」という職務には忠実だが、中には充分な数を勝たせたと見るや早く仕事を終えたいためにズボラになるコエムシもいる。 : モデルはジョージ秋山のマンガ『ザ・ムーン』の「糞虫」。コエムシは、ココペリと同様 カチナの一種にその名前が見られる(Koyemshi、別名:泥頭・マッドヘッド)。部族の祖先であり 道化のように振る舞うことで人を導く存在らしい。ココペリ同様に命名に関連しているのかどうかは明言されていない。コエムシの名前を聞いた子供たちの幾人かが臭そうに鼻をつまむシーンもあり、モデルの糞虫から糞→肥の連想もある。 : アニメ版:本名は町史郎。元々は別の世界におけるゲームの参加者であり、そのチームを担当した黒コエムシ(声:山本圭子)に媚びへつらって自らの順番を後に回そうとするなど、卑屈で臆病な性格だった。その世界における最後の戦いのパイロットとして勝利した後、あまりの生への執着から、黒コエムシによってコエムシの身体を与えられて生きながらえた。以来、数多くの地球を訪れて「仕事」を続けている。容姿は原作版と異なり、原作よりも残忍で非道な性格として描かれている。原作とは異なり、物語終盤までその性格のまま心変わりすることがなく、最終的にはカナを無理やり契約させようとしたところをマチに射殺され、無様な最期を遂げる。 : 小説版に於けるコエムシについては、後述の小説版の登場人物を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ぼくらのの登場人物では、鬼頭莫宏の漫画作品『ぼくらの』(およびこれを原作とするテレビアニメ、小説)の登場人物について記述する。アニメ版・小説版については、原作と重要な相違がある場合のみ記述する。アニメ版・小説版のみに登場する人物についても本項で扱う。== 「ゲーム」の誘い手 ==; ココペリ: 声 - 東地宏樹: 子供達を「ゲーム」に誘った張本人で、洞窟の住人。自らジアースを操って敵との戦闘をしながら、子供達に戦い方を一通り教え、消えていった。子供達を誘った時には変人めいた言動をしていたが、敵と戦闘していた時はその奇矯さは見られなかった。またその際、初めて登場した時にはなかった傷跡らしきものが頬にあった。初登場時にかけていたのは伊達眼鏡で、戦闘時には外しており、コダマに受け継がれた。: その素性は、「この世界」以前にジアースを使い戦っていた契約者の一人であり、同じく契約者であるマチと共に「この世界」にジアースを引き継ぎ戦い方をチュートリアルする最後のパイロットであった。なお、本名を画楽(がらく)といい、マチは「ガラ先生」と呼んでいた。: 頬の傷は、荒れていた「この世界」以前のパイロットたちの諍いによって付けられていたが、「この世界」でのパイロット勧誘に支障があるとコエムシによって消されていたもの。: 「ココペリ」は個人名というより引き継ぎパイロットの役名のようなものであったらしく、最終回にマチの兄(元コエムシ)がこの名を名乗っている。: ココペリという名称は、インディアンの間に伝わるカチナと呼ばれる精霊の一種に存在している。背中の曲がった笛吹き男の姿で表され、豊穣をもたらす存在であるとされる。命名に関連しているのかどうかは明言されていない。またココペリはインディアンの伝承で「最初の人間」ともされる。原作者のサイト「パズルピースは紛失中」にこの笛吹き男のオブジェの写真がある。: アニメ版:本職は学校の教師で姓は笛吹(うすい)。彼の世界の戦いで、娘の優(声:神田朱未)を含む生徒と共にパイロットとなった。優と残り二人になったところで、マチの助言により優を助命する取引を成功させるが、そうして現れた「ぼくらの」世界において14人しかパイロットを集められなかったためにコエムシの逆鱗に触れ、結局自らの世界における最後の戦いのパイロットに優を選ばせてしまう。娘を守れなかったココペリは自らが無力なゲームの駒であることを理解し、子供達にジアースの操縦を教えるため再び姿を現した。頬の傷は、コエムシに痛めつけられた時にできた傷であった。; コエムシ: 声 - 石田彰: 戦闘やジアースに関する情報を子供達に教える正体不明のサポーター。作品の謎を握るキーキャラクター。漫画版では握り拳大の大きさだが、アニメ版では人の頭程度の大きさになっている。素粒子のコピー(物質の転送)能力を有し、戦闘開始時には問答無用で子供達をコクピットに転送させる。ぬいぐるみのような一見ユーモラスな姿をしているが、残忍な性格で口も悪い。一人称は「オレ様」。ココペリに「こいつは信用できない」と言われていた。: 嫌味や悪口を垂れ流しつつも、契約者の頼み事は基本的に断れないらしい。選出されたパイロットにコエムシが強制できるのは「戦いが始まったときにはコクピット内にいること」程度のことであり、そこから先は「無防備なまま敵の眼前に生身のパイロットを晒す」「勝利を得る直前でそれを放棄し、コクピットから逃走する」などといった行為すら支援し、また48時間の時間切れによる「二つの世界の消滅」を選択することをも煽るなど、勝敗よりもパイロットの意思を第一として尊重する行動パターンをとる。ただし都合の悪い質問を無視したりはぐらかすことはしばしばある。: 目前に死を控えた搭乗者がパニックに陥るのを見るのが楽しみだが、本作の子供達には、年不相応に「戦う目的」「死ぬ意味」を理解し達観した者が多いことがいささかつまらないらしく、「頭の螺子が飛んでやがる」とこぼしている。: その正体はココペリ=画楽やマチと同じ地球の人間であり、マチの実兄。彼らの地球の最後の戦いに伴って自分達のサポーターから役割を引き継ぎ、コエムシの肉体を与えられ2人と共にジアースの引継ぎ先である「この世界」の地球に送られた。「この世界」での戦いの勝利回数に伴って再び自分達の地球の戦いがまわってくる可能性が変わるため、自分達の地球と実妹・マチを救うため職務には忠実にしている。: 最終回で人間の姿に戻ってジアースのパイロットとして契約を行ない、次の地球での引き継ぎ戦のパイロット=新たなココペリとなり、佐々見にコエムシを引き継ぐ。その際には2度目に登場したココペリ(画楽)よりも大きく顔に傷を負っている。: マチの死など様々な出来事を得てその心に変化が生じたらしく、最後には苦悩しつつ戦うウシロに謝罪する言葉をかけたり、ココペリとなってからは先代ココペリとは違い、次の地球のパイロット達には最初から「パイロットになれば死ぬ」「自分も戦闘が終われば死ぬ」ことをはっきり伝えている。: 「コエムシ」も「ココペリ」同様に一種の役名であり、各ロボットごとに1体のサポーターとして存在し、各々思考・口調・細かい部分のデザインは異なるがほぼ同様のフォルムを有する。作中に現われた他のコエムシも、概して性格は悪い。前述の通り、担当するチームを多く勝たせることが自分の世界が再度戦いに巻き込まれる可能性を減らすため、どのコエムシも「自らの担当するグループを一つでも多く勝たせる」という職務には忠実だが、中には充分な数を勝たせたと見るや早く仕事を終えたいためにズボラになるコエムシもいる。: モデルはジョージ秋山のマンガ『ザ・ムーン』の「糞虫」。コエムシは、ココペリと同様 カチナの一種にその名前が見られる(Koyemshi、別名:泥頭・マッドヘッド)。部族の祖先であり 道化のように振る舞うことで人を導く存在らしい。ココペリ同様に命名に関連しているのかどうかは明言されていない。コエムシの名前を聞いた子供たちの幾人かが臭そうに鼻をつまむシーンもあり、モデルの糞虫から糞→肥の連想もある。: アニメ版:本名は町史郎。元々は別の世界におけるゲームの参加者であり、そのチームを担当した黒コエムシ(声:山本圭子)に媚びへつらって自らの順番を後に回そうとするなど、卑屈で臆病な性格だった。その世界における最後の戦いのパイロットとして勝利した後、あまりの生への執着から、黒コエムシによってコエムシの身体を与えられて生きながらえた。以来、数多くの地球を訪れて「仕事」を続けている。容姿は原作版と異なり、原作よりも残忍で非道な性格として描かれている。原作とは異なり、物語終盤までその性格のまま心変わりすることがなく、最終的にはカナを無理やり契約させようとしたところをマチに射殺され、無様な最期を遂げる。: 小説版に於けるコエムシについては、後述の小説版の登場人物を参照。」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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