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高積雲(こうせきうん)は雲の一種。小さな塊状の雲片が群れをなして、斑状や帯状の形をつくり、白色で一部灰色の陰影をもつ雲のこと。まだら雲、ひつじ雲、叢雲(むら雲)とも言う。 == 概要 == 巻積雲よりも塊が大きく、はっきりとした白色をしており、下部が灰色になる。雲片の大きさは巻積雲より大きく、天空上の見かけの大きさ(視角度)が約1〜5度の範囲内にあるものを高積雲と分類する。発達して空を広く覆うと、太陽光が遮られて薄暗くなることが多い。 基本雲形(十種雲形)の一つで、中層雲に分類される。ラテン語学術名は altus から派生した接頭語 alto-(高い)と cumulus(積雲)を合成した altocumulus(アルトキュムラス)で、略号は Ac 。 高度 2 〜 7 km 程度にでき、雲を構成する粒は大抵氷の結晶からなるが、巻積雲と違って水滴の場合もある。 寒気団の内部の気流の影響や、寒気団上部に暖気が接した際にできることが多く、小規模な大気波の影響で帯状・波紋状に発達して広がっていく。雲や隙間の形が、列をなして並んだように見えることも多い。そのためか、地震雲あるいは何か不吉な出来事の前兆の雲ではないかとされることが多い雲である。 積乱雲を伴った上昇気流が横に流れ出し、積乱雲とつながったような状態で高積雲ができることもある。 高積雲はその厚さによって分類されており、太陽や月を透視できるくらいのものを半透明雲、完全に覆い隠してしまうくらい厚いものを不透明雲という。また、雲片が毛状雲のように筋状に伸びることも多いが、これに対し雲片が丸まっているものを房状雲という。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高積雲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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