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浜松中納言物語[はままつちゅうなごんものがたり]
『浜松中納言物語』(はままつちゅうなごんものがたり)は、平安時代後期に成立した『源氏物語』の大きな影響が認められる後期王朝物語の一つである。 == 概要 == 『源氏物語』以後に書かれ、平安時代後期に成立した後期王朝物語の一つである。この時代に成立した物語は、『源氏物語』の大きな影響が認められることからひとくくりにして「源氏亜流物語」として扱われることもあるが、この物語を含めて個々の物語にはそれぞれに特色があることも認められている。11世紀半ば頃に成立したと見られ、後期王朝物語の中では『狭衣物語』と並び最も早い時期の成立とされる。作者は『更級日記』の作者として知られる菅原孝標女とする資料もあるが異論もある。古くは「御津の浜松」または単に「浜松」と呼ばれた。現存するのは全五巻であるが、もともとは全六巻であり現存本は首巻を欠いていると見られる。 本作と同様に「夜の寝覚」、「むぐら」、「風につれなき」など数巻まとまって残ってはいるものの、さまざまな資料から推測することが出来る原形と比べると大きな欠損があることが分かるような物語は散逸物語に含めて議論されることがある〔松尾聡「みつの浜松の物語」『平安時代物語の研究』東宝書房、1955年(昭和30年)6月、pp. 174-223。 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浜松中納言物語」の詳細全文を読む
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