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みねゆき型巡視艇
みねゆき型巡視艇(みねゆきがたじゅんしてい、)は、海上保安庁の巡視艇の船級。区分上はPC型、公称船型は23メートル型。 == 設計 == 海上保安庁では、昭和25年度計画より23メートル型PC(はつなみ型)の整備を開始した。昭和28年度計画では動揺性能改善のためV型船型を採用した「しののめ」およびむらくも型が建造された。そして昭和33年度計画では、常用速力向上を意図した発展型が建造されることになった。これが「はなゆき」および本型である〔〔。 外見上の特徴は、船体中央部より前方の上甲板を隆起させ、前部乾舷を高めたレイズド・デッキ型を採用した点である。また没水部船型は昭和28年度計画艇と同様のV型であるが、東京大学水槽で行った試験を踏まえて、船尾船底に楔形断面のウェッジを付すことで、水抵抗を5パーセント低減した。構造様式としては、外板は檜の二重張り、主要な骨組みは欅の集成材である。また各所に合板やアルミニウム合金、繊維強化プラスチックなどを使用して、船殻重量軽減に務めた。これらの設計は「はなゆき」と共通であるが〔、2番艇では積層材の使用範囲を減らしている。なお航行資格は1番艇が限定沿海なのに対し、2番艇は沿海とされていた〔。 本船の特徴は主機関にあり、新潟鐵工所の12SVRディーゼルエンジン(単機出力900馬力)2基でスクリュープロペラ2軸を駆動する方式とされた。主機関の合計出力は400馬力増加したが、速力は、むらくも型と比して1.2ノットの低下となった〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「みねゆき型巡視艇」の詳細全文を読む
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