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『みんなの科学』( -かがく)とは、1957年11月4日から1961年4月3日までNHKテレビ(後のNHK総合テレビ)で、1963年4月7日から1980年3月28日までNHK教育テレビで放送された科学をテーマにしたテレビ番組である。主に中高生をターゲットにした。 ==概要== 曜日によって物理学・生物学あるいは技術史・科学トピックスなどのテーマに分かれていた。人類学の放送テーマの日には、自然人類学のみならず文化人類学的なテーマを扱う事もあった。 他の曜日はその曜日のテーマの最先端の分野に取り組んでいる現役の研究者をスタジオに招き、アナウンサーとの対談にVTRによる録画映像を交えながら、研究の内容を紹介した。 『みんなの科学』放送当時のNHKの科学番組のラインナップは、成人向けの『科学時代』→『あすをひらく』→『あすへの記録』→『科学ドキュメント』、小学生向けの『四つの目』→『レンズはさぐる』が、「みんなの科学」と補完しあう形であった。しかし、「みんなの科学」放送終了に先立つ1978年、『レンズはさぐる』の後継番組としてスタートした『ウルトラアイ』は、生活科学番組としての色彩を濃くして中学生、高校生、さらには主婦層を中心とした成人も視聴者層に取り込んでいき、その後のNHKの科学番組の主流の系譜を形作っていった。 『みんなの科学』が放送終了した1980年代以降、2010年代現在までの青少年向け科学番組は、コンピュータグラフィックスなど進んだ映像技術と豪華な演出によって青少年の関心を科学へ向けようとするものが主流になっている。しかし、先端の研究者の肉声を対談方式でお茶の間に届けたり、中学生、高校生でも家庭や学校の部活動で手が届きそうな高度な実験の手順を詳細に紹介するといった、『みんなの科学』の硬派の直球勝負の制作姿勢は、科学少年に対して手の届くところに科学があるという実感を、生々しく与えるものであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「みんなの科学」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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