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むかご(零余子,珠芽〔木村修次・黒澤弘光『大修館現代漢和辞典』大修館出版、1996年12月10日発行(771ページ)〕)とは植物の栄養繁殖器官のひとつ。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる。 葉が肉質となることにより形成される鱗芽と、茎が肥大化して形成された肉芽とに分けられ、前者はオニユリなど、後者はヤマノイモ科などに見られる。両者の働きは似ているが、形態的には大きく異なり、前者は小さな球根のような形、後者は芋の形になる。いずれにせよ根茎の形になる。 ヤマノイモなどで栽培に利用される。 食材として単に「むかご」と呼ぶ場合、一般にはヤマノイモ・ナガイモなど山芋類のむかごを指す。灰色で球形から楕円形、表面に少数の突起があり、葉腋につく。塩ゆでする、煎る、米と一緒に炊き込むなどの調理法がある。また零余子飯(むかごめし)は晩秋・生活の季語である〔「零余子」は仲秋・植物の、「零余子取り」は仲秋・生活の季語である。- 齋藤慎爾・阿久根末忠編『必携季語秀句用字用例辞典』柏書房、1997年、P.1088〕。 == むかごをつくる植物 == 代表的なものを記す。 *ヤマノイモ *ナガイモ *オニユリ *ノビル *ムカゴイラクサ *シュウカイドウ *ムカゴトラノオ *ムカゴネコノメ *ムカゴユキノシタ *カラスビシャク *タマブキ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「むかご」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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