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やさしい地方[やさしいちほう]
『やさしい地方』(やさしいちほう)は、松本清張の短編小説。『小説新潮』1963年12月号に掲載され、1987年10月に短編集『失踪の果て』収録の一作として、角川文庫から刊行された。 1988年にテレビドラマ化されている。 ==あらすじ==
沼地恭介は弁護士事務所に勤務していたが、精力的な容貌を持ち、女性に接するあらゆる機会がそのまま彼女を手に入れる道に通じる男であった。夫との揉め事で事務所に来た萩山芳子とも、すぐに交渉を持ったが、ある時、芳子を連れて長野県・飯田周辺に宿泊した際、土生とよ子という変わった姓の助産婦が話題になる。芳子とはその後あっさり別れた沼地だったが、それから3年を経て、達者な弁舌を武器に、国会議員にのし上がることに成功した。今度は魅惑的な人妻の向田規美子、続いて未亡人で財産家の横内タツ子を手に入れる。沼地より11歳年上の横内タツ子は、太っちょで鼻が低い容貌だったが、金づるとしてありがたい女だった。しかしそんな時、向田規美子が沼地に妊娠を告げる。このことが横内タツ子に知られたら、自分は宝の山を喪失する…。沼地は邪魔になった女の殺人計画を練る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「やさしい地方」の詳細全文を読む
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