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やじ(ヤジ、野次、弥次、)とは、他人の言動に対し大声で非難や冷やかしの言葉を浴びせかけること、およびその言葉である。動詞化させやじると用いられる〔や‐じ【野次/弥次】 デジタル大辞泉〕〔やじ・る【野次る/弥次る】 デジタル大辞泉〕。議会、スポーツ試合、劇場公演など様々な場で発せられるが、しばしば批判され問題とされる。 == 議会におけるやじ == 言論を生業とする政治家ならではの絶妙な応酬を評価するものとして、やじは「議会の華」という言葉がある。1920年(大正9年)の第43回帝国議会で、原敬内閣の大蔵大臣高橋是清が海軍予算を説明中、「陸海軍共に難きを忍んで長期の計画と致し、陸軍は十年、海軍は八年の…」と言いかけるや、三木武吉が「だるまは九年!」とヤジを飛ばした。 これは、高橋のあだ名の「だるま」に、「達磨大師(だるまたいし)が、中国の少林寺で壁に向かって九年間座禅し、悟りを開いた」という面壁九年の故事をかけた、機知に富んだものだった。本会議の議場は爆笑に包まれ、高橋も演説を中断して、ひな壇にいた原敬を振り返り、苦笑いした。普段から謹厳なことで知られる加藤高明や濱口雄幸までが、議席で笑い声をあげたという。 しかし、発したやじが「不適切である」として、懲戒や謝罪に追い込まれた例は後を絶たない。 2009年9月9日、共和党議員は、アメリカ合衆国議会上下両院合同会議で医療保険改革について演説中のアメリカ合衆国大統領バラク・オバマ(:en:Barack Obama speech to joint session of Congress, September 2009)に「うそつき」()とやじを飛ばした。同国下院は9月15日、ウィルソンに対する譴責決議を賛成240、反対179の賛成多数で採択した。 。 2014年(平成26年)6月18日、東京都議会本会議においてセクシャルハラスメント的なやじが発せられ、欧米メディアが取り上げるまでの大きな問題となった。発言者のうち一人が特定され謝罪した。 2015年(平成27年)2月19日の衆議院予算委員会において、玉木雄一郎議員の質問の最中、内閣総理大臣安倍晋三が唐突に「日教組!」などとやじを飛ばし、大島理森予算委員長からたしなめられた。一国の首相のやじが「安倍首相:日教組はどうするんだよと呼ぶ」と議事録に残される椿事となり、2月23日に安倍首相は「正確性を欠くもので、遺憾だ」と述べ、答弁内容を訂正することとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「やじ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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