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アッと驚く為五郎[あっとおどろくためごろう] アッと驚く為五郎(あっとおどろくためごろう)は、テレビ番組『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』内でのクレージーキャッツのハナ肇による、番組を代表するギャグ。また、ヒットを受けて作られたコミックソング、及び喜劇映画シリーズ。 == 誕生までの経緯 == 元々は日本テレビで新たな番組『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』を作る際、そのモデルとされた番組である米NBCの『ラフ・イン』でコントとコントの間をつなぐVTRとして登場する「Wolfgang the German soldier」が面白いということで、『ゲバゲバ』でも同じようなものを作りたいという話が出たことに端を発する〔「ディレクターにズームイン!!」(齋藤太朗 著、日本テレビ、2000年)p.199〕。 コンセプトとしては「わけがわからないけど、とにかく出てきて何か言う」というもので、ハナ肇に演じてもらうところまではすぐに決まったが〔、何にするか決まらなかった。一説には、気晴らしでやった麻雀でハナが叫んだ「アッと驚くタメゴロー」がウケて使われることになったという〔山下勝利「ハナ肇とクレージーキャッツ物語」朝日新聞社〕。また別の説では、「アッと驚くタメゴロー」自体は元々ハナが昔から麻雀で振り込んだりした際に使っていた言葉で、アイデアに詰まり六本木でハナ、ディレクターの齋藤太朗、河野洋(放送作家)の3人で酒を飲んでいた際にその話が出て、酒の勢いで採用が決まったという話もある〔「ディレクターにズームイン!!」p.200〕。そしてタメゴローの名前の由来は浪曲『石松代参』(または『石松の代参』)にある「本座村為五郎の悪事」に出て来る人物がハナの大のお気に入りだったことから〔近代映画 近代映画社 1970年3月号 148頁。〕。 番組ではヒッピー姿で叫んでいた〔一部の視聴者からは「アイヌのおじさん」と間違われていたという。〕。またハナの脇には多くの場合当時の新製品であるソニーの小型テレビが置かれていたが、これについて齋藤は「時代の最先端のテレビとヒッピーのおじさんの対比というか、新しいものと古いものを組み合わせて落差を作った」との狙いだったという〔。 なお、ハナは80年代の『ゲバゲバ』リバイバル版『ゲバゲバ90分!+30』では、当時流行の最先端だった竹の子族の衣装で登場、舞台を歩行者天国に移している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アッと驚く為五郎」の詳細全文を読む
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