|
湯たんぽ(ゆたんぽ、湯湯婆)は、体を温めるために湯を入れて使用される容器で、古くから用いられている暖房器具の一つ。容器は金属や陶器、樹脂製などで作られる。 手軽に使えるため広く用いられてきた道具であるが、温度を調節しにくいといった短所もある。 == 素材・形態 == 湯たんぽは、熱源となる湯を注入、排出するための開口部とそれを閉じるための蓋を備えた中空の容器である。 湯たんぽの素材は、古くは陶器・金属であったが、現代では樹脂製(ポリエチレン、プラスチック、天然ゴム、PVC)の容器なども使用されている。金属製、樹脂製のものは強度を確保するために表面が波型に加工されたものが一般的である。 ファイル:Wärmflaschealt1.jpg|西洋の金属製湯たんぽ ファイル:ポリ湯たんぽ.jpg|プラスチック製湯たんぽ ファイル:Wärmflasche1.jpg|ポリ塩化ビニル製湯たんぽ ファイル:Bouillotte en gré.JPG|砂岩で作られた湯たんぽ サイズも様々で、大型のものでは容量3.5リットル程度、ごく小型のものではポケットなどに入れて携帯できる容量150ミリリットル程度のものがある。大型のものほど長時間温度を保つことができるため、布団に入れるのに適している。小型のものは軽くスペースを取らないため、膝の上などに置くのに最適である。 電気を使って熱をおこす「電気湯たんぽ」もある。これは熱媒体として湯の代わりに弱塩化ナトリウム水溶液が充填されており、これを電熱により加温して徐々に放散させるものである。基本的に、家庭用電源を利用するため電源コードが付いているが、パソコンのUSB端子を利用した小型の電気湯たんぽも登場している。電気を使うことで、湯たんぽの「面倒さ」「湯が必要」というデメリットを解消し、どこでも手軽に暖めることが可能となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「湯たんぽ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hot water bottle 」があります。 スポンサード リンク
|