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しぶんぎ座流星群(しぶんぎざりゅうせいぐん、学名: ''Quadrantids'')は、うしかい座とりゅう座の境界付近を放射点として出現する流星群である。りゅう座ι流星群(学名: ''ι Draconids'')とも呼ばれる。しぶんぎ座流星群という名は、かつてこの放射点付近にラランドがしぶんぎ座(四分儀座)という星座を設定していた名残である。しぶんぎ座は1928年に廃止されたが、しぶんぎ座流星群の名前は現在でも使われている。 毎年1月1日頃から1月5日頃に出現が見られ、1月4日頃に鋭い出現のピークを迎える。日本では1月4日の明け方近くに最も多く見られることが多い。ピークの前後1時間から4時間程度の短時間しか激しい活動が続かないため、ピークが昼間に当たった年はあまり多くの流星を見ることができない。 極大時には1時間あたり20個から40個程度の出現が見られ、活発な年には1時間に60個もの出現が見られることもある。ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並び、年間三大流星群の1つに数えられる。 輻射点(放射点)が北天にある為、この流星群の観測は事実上北半球に限られる。またヨーロッパの冬の晴天率が低いのに対し、日本の太平洋側はこの頃天候に恵まれ、日本での観測に適した流星群である。 ==活動性== かつて、日本で西暦を4で割って2余る年には盛んな出現が見られるという規則性が有ったが、これに該当しない1975年と1987年にも日本で大勢の観測者によって盛んな出現が観測されている。逆に、この規則に該当する1998年・2002年には大出現が見られなかったとする観測もある。大出現の年に関する規則性は必ずしも明確でない可能性が強い。2006年1月3日晩から1月4日明け方は日本でこの規則性を確認する久々の絶好のチャンスであったが、国立天文台の集計等によると、期待されたほどの大出現にはならなかったようである。また日本時間の6時すぎに、やや鋭いピークがあったようだ。 また、出現数のピークの周期が恒星年に正確に同期しておらず、30年以上にわたって365.25日のユリウス年に同期しているように見えるという報告もある。事実2005年の日本での出現は、1974年と異なり貧弱だった。原因は木星の摂動によるのではないかとする指摘もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「しぶんぎ座流星群」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Quadrantids 」があります。 スポンサード リンク
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