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りゅーと (RYUTO) は、新潟交通が発行する非接触ICカードを媒体とした乗車カードである。 == 概要 == ===ICカード導入の経緯=== 2011年(平成23年)4月24日の始発便から、新潟交通グループが運行する新潟県新潟市の一部の路線バスを皮切りにサービスを開始した。新潟市は2007年(平成19年)4月1日に政令指定都市へ移行したのを機に、公共交通の振興や道路交通の円滑化など市内全域の交通施策を体系的に進めながら、多核連携型のまちづくりを促すための短中期計画「にいがた交通戦略プラン」を2008年(平成20年)3月に策定した。この交通戦略プラン策定にあたり、その一環としてバス交通の振興と利便性向上を目的にオムニバスタウンの指定を受けるため、市と新潟交通などは共同で2006年(平成18年)7月から「新潟市オムニバスタウン計画」の内容検討を進め、2007年3月23日に同計画を策定。4月20日に国土交通省で行われた指定申請ヒアリングを経て5月17日に同省へ指定申請書を提出、6月4日付で受理されて正式に指定を受け、2012年(平成24年)度末まで6箇年計画で整備事業が進められることになった〔市のオムニバスタウン計画は当初、2011年度末までの5箇年計画を予定していたが、2010年3月に1箇年の延長が決定した。〕。 「オムニバスタウン計画」には、前述の交通戦略プランで指定された中央区の「基幹公共交通軸」に基幹バスを運行させること(現在のにいがた基幹バスに該当する)や市内の路線網再編、バス停留所の環境整備の他、バスの運賃支払いなどに使用する非接触式ICカードによるストアードフェアシステムの導入などが盛り込まれた。 同年秋には導入計画の骨子も固まり、新潟交通は12月16日、りゅーとの発売日を2011年3月16日、サービス開始日を同年3月26日として、市内線・近郊線の一部路線バスを皮切りに順次導入する旨を発表した。サービス開始に先立ち、3月2日から3月11日にかけての10日間、事前に登録したモニターによる試験運用が実施された。3月11日に発生した東日本大震災の影響により、新潟交通はカードの発売・サービス開始とも延期する旨を発表。その後カードの発売開始日を4月17日、サービスの開始日を4月24日とする旨を4月5日付で改めて発表し、それぞれ予定通り開始するに至り、サービス初日には新潟駅万代口バスターミナルで運用開始を祝うセレモニーが執り行われた。サービス開始と同時に、乗車ごとの運賃精算額と月間の累計運賃精算額に応じてポイントを付与する「ポイントサービス」の運用も併せて開始された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「りゅーと」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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