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わがいのち月明に燃ゆ[わがいのちげつめいにもえゆ] 『わがいのち 月明に燃ゆ』は第二次世界大戦末期に戦没した日本の学徒・林尹夫の遺稿集。副題は「一戦没学徒の手記」。三高、京都帝国大学、海軍時代の友人、恩師、そして実兄の尽力で没後20年以上を経た1967年(昭和42年)に筑摩書房から出版された。保阪正康は日記の一部について「一人の知識人たる戦没学徒の次代の者への遺言」と評した〔『「きけわだつみのこえ」の戦後史』「第三章 倒されたわだつみの像」〕。 == 概要 ==
=== 出版の経緯 === 林の戦死後、同期生が林の家族に秘密裏に戦死を伝え、その際没収されないように隠していた林の日記を兄に渡した。林の日記は4冊に分かれていたが、後半の2冊が貸し出されたままで所在不明となっており、林の同期である第14期飛行予備学生会が刊行した『あゝ同期の桜』の編纂に携わっていた友人の努力で原本がそろう。兄の出版の意図は「戦時下の青年が真実探求の誠実な努力をつくしたか、その一端をあきらかにすること」であった〔『わがいのち 月明に燃ゆ』「回想に生きる林尹夫」〕。雑誌「展望」 に発表された後に出版され、単行本のほか筑摩叢書、ちくま文庫でも刊行されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「わがいのち月明に燃ゆ」の詳細全文を読む
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