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『わが西遊記』(わがさいゆうき)は、中島敦の未完の(と思われる)小説の連作。「悟浄出世」と「悟浄歎異―沙門悟浄の手記―」の短編2編が書かれ、各々の末に「―「わが西遊記」の中―」と書かれていることから、『わが西遊記』と総称されている。 『西遊記』を題材に、沙悟浄を主役とし、中島敦は「僕のファウストにする」という意気込みで書いた。 1941年(昭和16年)5月8日の田中西二郎宛の葉書と、同年6月深田久弥宛の書き置きに「西遊記に取材した小説を執筆中」とある。 「悟浄出世」と「悟浄歎異」は共に、1942年11月、今日の問題社発行の『新鋭文学全集2 南島譚』にて初出である。 == 悟浄出世 == 草稿・原稿は一切残されていない。1942年(昭和17年)初夏に、中央公論社の編集者が弟子と共に受け取っていることから、この頃脱稿したと推測される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「わが西遊記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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