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流体力学におけるわき出しとは、一点を中心とする球対称な流れで、流れが中心点から外に向かって発散するものである。逆に外から中心点へ収束する流れは吸い込みという。 わき出しから流出する、または吸い込みへ流入する流量''Q'' あるいは をわき出し、吸い込みの強さという。わき出しでは''m'' > 0、吸い込みでは''m'' < 0である。 空間の原点に強さが''m'' のわき出し、吸い込みがあるとき、流線は原点を通る直線群であり、速度は半径方向成分 ''vr'' のみを持ち で与えられる。 速度ポテンシャルΦを用いると、わき出し、吸い込みは単極子であり、 で与えられる。 == 二重わき出し == 二重わき出しとは、同じ強さのわき出しと吸い込みが非常に近接して存在している流れである。強さ''m'' のわき出しがx軸上の座標εの点に、-''m'' の吸い込みが−εにあるとする〔強さμを一定にしたままε→0の極限を考えていることに注意〕。このとき原点からの距離''r'' 、x軸からの角度θの点''x'' の速度ポテンシャルは : ここでスカラー μ = 2ε''m'' は二重わき出しの強さと呼ばれる。またベクトルμは吸い込みからわき出しに向かい大きさが強さに等しいベクトルで、二重わき出しのモーメントと呼ばれる。 二重わき出しは双極子に対応し、その速度ポテンシャルは一つのわき出しの速度ポテンシャルをμベクトル方向の微分になっている。'x'' の速度ポテンシャルは : ここでスカラー μ = 2ε''m'' は二重わき出しの強さと呼ばれる。またベクトルμは吸い込みからわき出しに向かい大きさが強さに等しいベクトルで、二重わき出しのモーメントと呼ばれる。 二重わき出しは双極子に対応し、その速度ポテンシャルは一つのわき出しの速度ポテンシャルをμベクトル方向の微分になっている。' の速度ポテンシャルは : ここでスカラー μ = 2ε''m'' は二重わき出しの強さと呼ばれる。またベクトルμは吸い込みからわき出しに向かい大きさが強さに等しいベクトルで、二重わき出しのモーメントと呼ばれる。 二重わき出しは双極子に対応し、その速度ポテンシャルは一つのわき出しの速度ポテンシャルをμベクトル方向の微分になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「わき出し」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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