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アイアコス アイアコス(, )は、ギリシア神話に登場する人物である。冥界の審判官のひとり。ゼウスとアイギーナの子。アイギーナは河神アーソーポスとメトーペーの子。メトーペーは河神ラードーンの子であり、河と縁が深い系譜である。神話によれば、アイアコスはミュルミドーン人の祖であり、アイギーナ島の名前の由来にも関わっている。またこの世で最も敬虔な人物とされる。 == 神話 ==
=== アーソーポスの娘たち === アーソーポスとメトーペーには12人とも20人ともいわれる娘がいたが、みなゼウスやポセイドーン、アポローンにさらわれて犯された。末娘のアイギーナまでが連れ去られたので、アーソーポスはアイギーナの行方を捜してコリントスまでやってきて、森の中でゼウスがアイギーナを抱擁しているのを発見した。このときゼウスは攻撃手段を持っていなかったので逃げ出し、岩に姿を変えてアーソーポスをやり過ごした。ゼウスはオリンポスに戻るとアーソーポス目がけて雷霆を撃ちおろした。 しかしアポロドーロスによれば、ゼウスは岩に変ずることなく、追いかけてくるアーソーポスに雷霆を打ち据えて河床まで無理矢理退散させたという。 この為に、アーソーポス河は今でものろのろ流れ、川底からは焼けた石炭の固まりが出てくるという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイアコス」の詳細全文を読む
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