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『アイアングランマ』は、NHK BSプレミアム「ザ・プレミアム」枠で放送されていたテレビドラマ。全6回。2015年1月10日から2月14日まで、毎週土曜、22:00 - 22:49放送。 元特殊捜査官の「おばあちゃん」二人が繰り広げる、アクションとコメディーがちりばめられたコメディドラマ。 == あらすじ == 塩谷令子(大竹しのぶ)は、60代で、私立学校のダメな男性経営者と付き合い、理事になったおばあさん。佐藤直美(室井滋)も60代の女性、平凡な家庭のおばあさんで、小学生の孫がいる。 何の接点も無い生活を送っている二人であるが、令子が新入生の親向けの説明会で理事として説明をしはじめると、そこに直美が保護者として来ていた。直美の孫が、令子の経営する学校に入学してきたのである。互いの姿を見て一瞬 妙な目つきになる二人。だが学校の経営者と子供の保護者として会話をする二人。 二人はどちらもただの平凡な「おばあちゃん」なのだが、実は、令子と直美は、外交関連の諜報活動の特殊捜査官であった過去を持っていた。二人ひと組でまるでスパイ映画に登場するスパイのような捜査活動を行い、「ソルト&シュガー」というコードネームまで持っていて、その世界で「ソルト&シュガー」と言えば知らぬ者はいないほどの凄腕の二人、一緒に戦った戦友だったのである。ただし、最後に特殊活動を行ってからブランクがすでに20年にもなっていた。令子のパートナーのダメ男も、直美の娘夫婦も孫も、二人にそんな凄い過去があったなどということは全然知らずにいた。平凡な人間のフリをして一般社会に溶け込んで周囲の人々をうまく欺いて暮らしていた二人が、20年ぶりにひょんなことで再会してしまったのである。 二人は人の眼がある場ではとりすましていたが、後に二人きりになると、ひさしぶりに再会したというのに ひどく毒舌で意地悪な言葉を浴びせあって(=意地悪ばあさん)、険悪な雰囲気になるばかりであった。 ところで、平凡なおばあちゃんに見える二人ではあるが、令子のほうは自分が経営に参加している私立学校で、ちょっとしたプロジェクトをネタにして公的助成金を引き出し、ちゃっかりその金を「抜いて」私腹を肥やそうとたくらんでいた。が、もしも学校で不祥事が起きたら助成金は出せない、と担当の役人から釘をさされ、その点には気を揉んでいる状態だった。直美のほうも、平凡そうでも孫が小学校に馴染めず登校拒否ぎみで、心を痛めていた。元特殊捜査官と言っても、それなりにおばあちゃんらしい悩みがあるのだ。 ある日、直美の隣に引っ越してきた3人家族(夫婦と、小学生の娘)と直美の家族が親しくなり、孫はその娘と友達になり、ちょうどその女の子が孫と同じ学校に通うことになり、それをきっかけとして孫は学校へ行くことが好きになり、直美はおばあちゃんとして心から喜んだ。 数日後、直美は家事をしているが、隣の家の付近の路上に車が停車したもののそれが妙な気配を伴っていることに気づく。元特殊捜査官の研ぎ澄まされた感覚が、普通の人なら気付くことができないようなかすかな異常のしるしまで感じ取ったのだ。すかさず不審者の手掛かりを記録し、かつての特殊捜査の人脈を使いそれを調査させた結果、隣家の主人が実は機密情報を某国に売ろうとしており、その件で一家が狙われ拉致される可能性が高まっていることを知る。 このままでは、隣の家の娘も拉致されるなど危害が加えられ学校に通えなくなる。そうなると、その娘のおかげでせっかく学校に通えるようになった直美の孫は、ふたたび登校拒否になってしまう、ということに気づき、愛しい孫のために隣の一家を守ろうと考える。令子は令子で、もしも学校の生徒や家族が拉致されるなどの事件が起きたらそれが不祥事と見なされせっかくの助成金がもらえなくなってしまうと気付き、生徒の一家を守る必要を感じた。 こうして二人の利害が一致した。二人は20年ぶりに「ソルト & シュガー」を再結成し、新たな戦いに挑んでゆく... 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイアングランマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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