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アイホップ(''IHOP'')は、朝食メニューに特化した、アメリカ合衆国を本拠とするレストランチェーンである。 メニューにはハンバーガーやフライドポテト、スープ、サラダのような品目も用意されているものの、中心となっているのはパンケーキ(ホットケーキ)、ワッフル、フレンチトースト、オムレツ、ブリンツのような朝食向きの食べ物である。 == 概要 == 1958年、ジェリー・ラピン(Jerry Lapin)、アル・ラピン(Al Lapin)とアルバート・カリス(Albert Kallis)がシャーウッド・ローゼンバーグ (Sherwood Rosenberg)の援助を受け、カリフォルニア州ロサンゼルスのトルカレーク地区に「The International House of Pancakes」を創業した。以後、アメリカ合衆国のほぼ全土に店舗を展開し「アメリカのアイコン」を自称しているほか、カナダのブリティッシュコロンビア州、メキシコのヌエボ・レオン州モンテレイとメキシコシティにも店舗を持つ。2006年12月31日時点での店舗数は1,302店舗。本部はカリフォルニア州グレンデール。 伝統的な合掌造りの同社店舗は徐々に減り、より実用的な店舗設計が用いられるようになったが、おなじみとなった青い屋根は残っている。「IHOP」というブランドを設定した当初は、International House Of Pancakesの頭文字「I」「H」「O」「P」部分を強調するロゴが用いられたが、現在は姿を消した。アイホップは、International House of Pancakesという長い名前の使用を段階的に、かつ正式に廃止してきた。 一部店舗は年中無休24時間営業であり、クリスマスや正月のような休日にも営業している。 最近の広告キャンペーンには「Why not eat breakfast for dinner tonight?」(今夜のディナーに『朝食』はいかが?)といった特徴的な宣伝文句があった。別のキャンペーンは、斬新な名前の付いたメニュー品目を中心に展開された。例えば「Rooty Tooty Fresh & Fruity Breakfast」(「Rooty Tooty」はラッパの音を表す時に使われる擬音で「Fruity」と韻を踏んでいる)。このメニューは、 *生バナナスライス *冷えたイチゴ *暖かいブルーベリー *シナモン入りアップルコンポート のいずれかがトッピングされた2枚のバターミルクパンケーキと、好みの焼き方を注文できる目玉焼き、ベーコンとソーセージで構成されている。 各テーブルにはコーヒーのボトルと、ブルーベリー味、ボイゼンベリー(ブラックベリーとラズベリーの交配種)味、バターペカン味、イチゴ味のシロップが入った容器が置かれている。また、暖かいメープルシロップのサービスもある。 最近は、単なる朝食レストランを越えた存在になるべく、中核メニューに大きな変化が起きている。新しいメニューでは、ランチやディナーのメインディッシュが数々提供されている。 「International」(国際的)というチェーンの名称は、3つの中心的なクレープ風パンケーキに由来する。 * ドイツ風(レモンバターとレモン) * フランス風(オレンジママレード) * スウェーデン風(コケモモとコケモモバター) などを巻いたクレープが、目玉焼き、ベーコンとソーセージと共に「International Passport Breakfast」(国際パスポート朝食)として提供される。 近年、ヌテッラやデンマーク風(果物のコンポートと甘いクリームチーズ)などがメニューに加わった。フレンチトーストやベルギーワッフルのようなメニューが、「国際的」というテーマを更に強化している。 2006年2月28日、年に1度の「全国パンケーキの日」プロモーションを催し、すべての客に「short stack」(ショートスタック、パンケーキ3枚)を無料提供した。ちなみにアイホップの「full stack」(フルスタック)はパンケーキ5枚で、これは無料ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイホップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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