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『アウターゾーン』 (THE OUTER ZONE) は、光原伸による日本の漫画作品。 『週刊少年ジャンプ (WJ) 』(集英社)にて1991年14号より連載が開始され、同年24号で一旦終了。同年51号より連載が再開され、1994年15号まで連載された。 2011年10月の『コミック特盛 秋号 怖すぎて禁じられた怪談』(ホーム社発行・集英社発売)より新作『アウターゾーン リ:ビジテッド』(THE OUTER ZONE Re:visited、以降『リ:ビジテッド』)が連載されている〔ミザリィ帰還!「アウターゾーン」新作がコミック特盛に - コミックナタリー より。〕。2015年12月に同誌休刊のため、Webマンガサイト・画楽ノ杜で2016年春より連載再開予定。 == 概要 == 現実と隣り合わせに存在する、「アウターゾーン」と呼ばれる不思議な世界に巻き込まれる人々の姿を描く。本作の原点であるSFテレビドラマ『ミステリー・ゾーン』と同様に基本的には各話完結であり、ホラーやオカルトを主な題材としているが、第32話『時間をとめる機械』に代表されるSF的ガジェットなども頻出する。また、女性陣のヌードなどのお色気要素も盛り込まれていた。 ほぼ全話を通じ、謎の美女ミザリィが案内人(ストーカー)〔案内人をストーカーと呼称するのは、アンドレイ・タルコフスキーの映画『ストーカー』にちなんでおり、英語で「不幸」を意味する名前「ミザリィ」 (misery) は、「スティーヴン・キングの同名小説の題名から取った」と、JC第1巻のあとがきに明記されている。なお、連載当時に「執拗に付きまとう人間」という意味の「ストーカー」という言葉は、まだ一般的ではなかった。〕として登場する〔ただし、『マジック・ドール』編にはミザリィがほとんど登場しない。〕。『WJ』連載時は巻末に固定されていることが多く、読者投票人気も高くはなかったが、本作のような連載復活は非常に珍しいことであった。光原曰く、「もともと人気がさほど上がらないことを想定して10週限定連載の予定だったが、思いがけず好評を得た。しかし、別の連載作品の掲載が決まっていたために予定通り10週で打ち切り、日程を調整したのち第2部として再開した」とのこと。 光原は、本作の各話結末を考えるのに毎回苦悩したという。それは、本作のようなショートストーリー作品で登場人物が不幸な結末を迎えるものが多いことに対し、「不幸な結末を描くことは比較的楽かもしれないが、不幸な結末など現実にいくらでもある。それなのにどうしてフィクションの中でまで暗い思いをしなければならないのか」「せめて物語の世界だけでも希望のある結末を描きたい」という意地と信念を抱いており、「後味の悪い結末はできる限り避けて、読後感の良い結末を心掛けたつもり」としている。本作が長く続いたのは、「そのような信念を抱き続けて描いてきたから成功につながったのでは」と、光原自身は述懐している〔JC第15巻「アウターゾーンにおける制約」より。〕。 単行本では各回に対して作者自ら解説を行っており、アイデアの元ネタ等の裏話が語られている。 『リ:ビジテッド』では読者の対象年齢の高さを踏まえ、無印以上に過激なエログロ描写や後味の悪い結末も盛り込まれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アウターゾーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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