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アウディ・200 : ウィキペディア日本語版
アウディ・200
200は、ドイツの自動車メーカー・アウディ1979年から1991年まで生産していた大型乗用車である。
アウディ・100(2代目、3代目)の上級仕様であり、アメリカ合衆国では「アウディ5000」の名称で販売されていたこともあった。100の上級仕様としては他に、1988年に発売されたアウディ・V8があった。
== 概要 ==

=== 初代C2系 ===

2代目アウディ・100の上級モデルとして、1979年にデビューした。これは100のシャシをベースに、100の上級車が搭載していた内径79.9mm×行程86.4mm〔、直列5気筒〔2,144cc〔、ボッシュ燃料噴射装置Kジェトロニック付き136馬力、もしくはそれに圧縮比を7.0〔〔に下げてKKK製〔『外国車ガイドブック1981』p.132。〕ターボチャージャーで過給した170馬力エンジンを搭載し、足回りを強化したモデルであった。駆動方式は前輪駆動のみとされた。
比較的大柄なボディを小型のターボエンジンが前輪駆動するという構造は、当時のアッパーミドルクラスの乗用車ではユニークであった。内外装も100よりも高級化されており、外観では角型4灯式ヘッドライト〔と15インチ6J〔アルミニウム合金〔ホイールが特徴であった。
ターボモデルの動力性能は自然吸気2.8リットルクラスと概ね同等であり、当時のメルセデス・ベンツ・280EBMW528iなどがライバルとなり得た。それらとの比較では、新しさ(60扁平タイヤが前提のシャシセッティング、小排気量ターボ)、静粛性、室内スペースではアウディ200が優り、重厚な造りとタイヤに頼らないシャシセッティングのメルセデス、緻密な回転フィールのエンジンとハンドリングに優るBMWという構図であった。とはいえ、当時のアウディはまだまだメルセデスベンツやBMWのライバルとは言える出来に達してはいなかった。
日本には1981年から〔ターボモデルの5Tが輸入されたが、日本仕様では自動車排出ガス規制により135PS/5,400rpm〔『外国車ガイドブック1982』p.149。〕〔、20.6kgm/3,000rpm〔〔にとどまり、更に3速AT〔が難点であった。1982年モデルはヘッドライトがハロゲンのシールドビームとなり〔、後部のエンブレムが「5T」から「Turbo」に変更された〔。最高速度は180km/h〔。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アウディ・200」の詳細全文を読む



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