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アウトバーン()は、ドイツ・オーストリア・スイスの自動車高速道路。 本項では、主にドイツのアウトバーンについて記述する。 速度無制限道路として有名だが、全区域ではなく制限もある(後述)。 == 概要 == 「アウトバーン」を逐語訳すると「自動車の走る道」である。「アウト」は英語の「オート」に相当し、「バーン」は人や馬も歩くような道ではない「専用路」といったニュアンスを持つ(例えばSバーン(近距離鉄道)、Uバーン(地下鉄)、シュトラーセンバーン(路面電車・市電)などは鉄道である)。 ドイツの道路交通法(StVO)では、アウトバーン(Autobahn)という用語は日本の高速自動車国道に相当する。日本の自動車専用道路に相当するのは、クラフトファールシュトラーセ(Kraftfahrstraße)である。シュネルシュトラーセ(Schnellstraße)は、通称であり「高速」の語感に近い。アウトバーンの路線番号は東西方向が偶数、南北方向が奇数に割り振られている。シュネルシュトラーセの制限速度は大体120km/hとなっている。ドイツの法定最高速度ルールはいたって簡単で、アウトバーン以外では街の始まりを示す標識から終わりを示す標識の間の市街地は50km/hで、それ以外は100km/hである。アウトバーンに法定最高速度はなくて推奨速度は130km/hが表示されているが、混雑区間や合流分岐付近あるいは急坂区間には制限速度があって大体100km/hから130km/hである〔公益財団法人高速道路調査会HP内 - 事業内容 - 情報提供事業 - 海外高速道路情報 - 平成25年08月号 - 2013/5/8 Zeitオンライン版 - 速度制限はどれほど意味があるのか?Verkehr:Wie sinnvoll ist ein Tempolimit? 〕。 ドイツのアウトバーン(Autobahn)は総延長がおよそ13,000km、連邦道路(Bundesstraße)はおよそ40,000km。両者を合わせて連邦遠距離道路(Bundesfernstraße)と呼ぶ。 ドイツのアウトバーンは、スイス、フランス、オーストリア、オランダ、チェコ、スロバキア、デンマーク、ポーランドなど隣り合う各国の高速道路と密接に接続されている。オーストリア、スイス、チェコ、スロバキアではヴィネット(ビネット、ビニエット)と呼ばれる通行料金の支払いを示したステッカーシールをフロントガラスに貼る。ヴィネットは国境のサービスエリアや当該国のガソリンスタンドで購入できる。ヴィネットを貼っていない場合は通行料金と罰金を警察に徴収される。フランスの高速道路・オートルートやイタリアの高速道路・アウトストラーダは有料となっている区間が多く、国境を越えると本線上に料金所が現れる。オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの高速道路は無料であるため国境を示すEUの標識があるだけである。デンマークの高速道路は無料だが海底トンネルは有料である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アウトバーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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