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アオコ : ウィキペディア日本語版
アオコ
アオコ青粉)とは、富栄養化が進んだ湖沼等において微細藻類(主に浮遊性藍藻)が大発生し水面を覆い尽くすほどになった状態、およびその藻類を指す。粒子状の藻体がただよって水面に青緑色の粉をまいたように見えることから、「青粉(あおこ)」と呼ばれるようになったと考えられる。

== 概要 ==
水の華の一形態で、藍藻だけではなく、緑藻ミドリムシによるものもアオコと呼ぶ場合もあるが、近年では藍藻主体である場合を指すことが多い。甚だしいものは、ペンキに喩えられるほど色が濃くなる。
かつて「アオコ」の呼称は、構成藻類の代表種 ''Microcystis aeruginosa'' の別名として使われた。この藍藻はガス胞を持ち、寒天質で覆われた群体を形成するため、アオコとして観測されやすい。
湖沼や環境、季節によって、観察される種は変化する。以下はよく見られる属名。
;藍藻
* ミクロキスティス属 ''Microcystis''
* アナベナ属 ''Anabaena''
* アナベノプシス属 ''Anabaenopsis''
;緑藻
* クロレラ属 ''Chlorella''
* イカダモ属 ''Scenedesmus''
* クラミドモナス属 ''Chlamydomonas''

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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