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アオバハゴロモ : ウィキペディア日本語版
アオバハゴロモ

アオバハゴロモ(青羽羽衣、学名:''Geisha distinctissima'')は、カメムシ目ヨコバイ亜目アオバハゴロモ科(Flatidae)に属する昆虫である。薄緑色の美しい昆虫だが、一部植物の害虫としても知られる。
== 特徴 ==
野外や森林などに生息し、ウンカヨコバイなどよりも、はるかに大きくて幅の広い三角形の翅を持つ。同じく羽衣の名を持つベッコウハゴロモ類は、その羽根を平らに伏せてとまるが、アオバハゴロモはそれを立てて止まる。
体長は5.5-7mm、翅を含めると9-11mm。頭は幅広く、先端はとがらない。胴体はそれに続いて胸部はより幅広いが、全体に寸詰まりになって後方に細まる。ただし胴体は完全に翅に隠れている。触角はごく短い。前翅は三角形で水色を帯びた緑、やや不透明、後端の縁だけが薄赤く染まる。後翅は透明ながらやや白っぽい透明で薄い。前翅より大きいが普段はたたまれてその下に隠れる。
静止している時には、後翅を前翅の下に畳み、前翅は立てた状態で背中の上で合わせるので、左右から偏平な、横から見れば三角形の姿となる。全体に表面は粉を吹いたようなつや消し。全身がきれいな淡緑色。ただし死ぬと黄色く変色することがある。付属肢はきゃしゃだが、後肢は長く発達している。これも前翅に隠れる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アオバハゴロモ」の詳細全文を読む



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