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アカシヤの大連[あかしやのだいれん]
『アカシヤの大連』(アカシヤのだいれん)は、詩人・作家清岡卓行の最初の小説作品。 20世紀前半に日本の租借地であった中国・大連にて、青年期に過ごした生活を私小説風に書いたもの。それまで評論や詩を書いていた作者が、初めて書いた散文で、雑誌『群像』 1969年12月号に発表し、第62回芥川賞(1970年)を受賞 〔 清岡卓行・公式サイト 〕。 ==内容== 大連に生まれ育ち、東京のある大学の一年生だった「彼」は、第二次世界大戦が終わる5か月前(1945年3月)に大連へ里帰りする。軍人になった兄二人、嫁いでたくましく生きる姉二人に比して文学青年であった彼は、戦争下の生活に矛盾を感じ、生きる望みもあまりなく、自殺まで考える。戦争は終り、ロシア統治下の大連は大きな問題はなく、彼は帰還船を待つ間に、知り合いの化学技術者の娘さんがデパートで働くのを手伝うことになり、...
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アカシヤの大連」の詳細全文を読む
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