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アカバネ病 : ウィキペディア日本語版
アカバネ病[あかばねびょう]
アカバネ病(あかばねびょう、)は、ブニヤウイルス科アカバネウイルス(Akabane virusu)感染によるウシヒツジヤギなどにおける感染症家畜伝染病予防法における届出伝染病。日本では主にウシヌカカ(''Culicoides oxystoma'')によって媒介され、ウシでは感染母牛は不顕性感染を示すが、胎子に垂直感染を起こし、妊娠初期では流産、妊娠中期では関節湾曲症、妊娠後期で大脳欠損症および内水頭症を引き起こす。小脳病変は認められない。コガタアカイエカにより媒介されるため、日本ではウイルス感染時期は主に夏になるため、出産時期により症状は分かれる。診断には流産胎子からのウイルス分離、脳や筋肉での蛍光抗体法、HI反応や中和テストが行われる。母牛では、難産による障害以外は治療の必要がない。新生子は治療の対象にならない。予防にはHmLu-1細胞に低温馴化した弱毒生ワクチンが用いられる。牛ウイルス性下痢・粘膜病チュウザン病との鑑別が必要である。
== 関連項目 ==

*家畜伝染病

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アカバネ病」の詳細全文を読む



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