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アカメガシワ
アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏、)は、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木。新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることから命名された。本来は熱帯系統の植物であり、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたものと見られる。 == 特徴 == 日本の本州の岩手・秋田県以南、四国、九州のほか、アジアでは台湾、中国の南部の山野に自生する。日本では二次林に多く、山野、平地、川の土手のほか、空き地などによく生えてくる、典型的なパイオニア植物である。雌雄異株の落葉高木で、樹高は5〜10mに達する。春に出る若葉は、鮮やかな紅色をしており美しく、星状毛が密生する。 葉は赤く長い葉柄をつけて互生し、形は菱型状卵円形、先端は尖り浅く2〜3裂する。3大葉脈があり、分岐点に腺体がある。裏に黄色の腺点があってアリが集まることもある。幹は黄褐色から暗灰色でやや赤みを帯びる。初夏、枝先に穂になって白色の小さな花を多数つけ、雄花には黄色の葯(やく)が目立つ。雌花序は雄花序よりも小さく、花数が少ない。果実は秋になって10月頃に熟し、蒴果で軟針があり、3列して3個の黒紫色の種子を出す。 暖帯から亜熱帯産の植物であるため寒さに弱く、日当たりを好み生長が早い。木の根は生命力が強く、シュートを生じて繁殖する。また、種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アカメガシワ」の詳細全文を読む
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