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灰汁(あく)とは、原義では灰(藁灰や木灰)を水に浸して上澄みをすくった液のこと〔河野友美『新食品事典13』真珠出版 p.5 1994年〕(#灰汁)。この灰汁を使って食品自体がもつ強くてクセのある味を処理したことから、そのような嫌な味やクセそのものも「あく」と呼ぶようになった〔(#食品のアク)。本項目でともに解説する。 == 灰汁 == 灰汁は藁灰や木灰を水に浸した上で上澄みをすくった液である〔。炭酸カリウムが主成分であるためアルカリ性で、洗剤、漂白剤、また食品のアク抜き(後述)などとして用いる。鹿児島県ではこの灰汁を用いて「あくまき」や「つのまき」と呼ばれるちまきを作るほか、沖縄県では「はいじる」と呼んで沖縄そばの原料として用いられる。灰の項目も参照。 灰汁は、灰を水のなかに入れてとる液で、洗濯や染め物など用途に応じてさまざまな作り方があった。 洗濯用には米俵を一俵分焼き、これを一斗(18リットル)樽に入れ、水をいっぱいに加え、よく混ぜてこの上澄みをたらいに移し、20倍くらいに薄めたものを使用した。 稲のわらを焼いて作った灰が一番質がよいとされ、次にすすきや萱で作った炭俵が使われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「灰汁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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