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アクアパッツァ : ウィキペディア日本語版
アクアパッツア

アクアパッツァ() 、ペシェ・アッラックア・パッツァ(、「魚のアックア・パッツァ風」)は、魚介類トマトオリーブ・オイルなどとともに煮込んだカンパニア州の料理である。
== 概要 ==
ブイヨンなどを用いず、水とトマトだけ〔、あるいは白ワインを加えて煮込んだ魚のスープである〔『イタリア料理教本. 上』pp.172-173〕。最も古典的なアクアパッツァにはトマトやワインが入らない一方で、水、オリーブ・オイル、ニンニクイタリアンパセリは必ず使われる〔。
魚はタイスズキタラカサゴメバルメダマヒメジなどの白身魚サバのような青魚が、貝類はアサリムール貝などがよく用いられる。骨から良い出汁が出るので、切り身よりも尾頭のついた小型の魚が好まれる〔。さらに、好みによりイカタコなどを加えることもある。パンパスタとともに供される。選んだ素材により、リストランテなどでは、「カレイとアサリのアクアパッツァ」といった表記でメニューに登場する。
アクア・パッツァとは、昔トスカーナ地方の小作人がワインを寄生地主に納めた後に残ったブドウの茎、種、実の絞りかすを水と混ぜて火にかけ、テラコッタの壷に密閉して数日発酵させて作った粗悪なワインのことである。白ワインと水で煮る調理法から来た名称〔とも、トマトで色づいた煮汁が水で薄まった赤ワインを連想させるからともいわれる。俗に「奇妙な(風変わりな)水」あるいは「狂った(暴れる)水」という意味であると説明されることがあるが、これは誤りである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アクアパッツア」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Acqua pazza (food) 」があります。



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