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アクシス:ボールド・アズ・ラヴ(Axis: Bold As Love)とは、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1967年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。 ローリング・ストーン誌が大規模なアンケートで選んだ『オールタイム・グレイテスト・アルバム』に於いて、83位にランクイン〔Greatest Albums of All Time: The Jimi Hendrix Experience, 'Axis: Bold as Love' | Rolling Stone 〕。 == 解説 == 前作『アー・ユー・エクスペリエンスト?』に比べてメロディアスな楽曲が増えたという評価がある。ジミの代表的なバラード「リトル・ウィング」を収録。その一方で、冒頭の「放送局EXP」や、ギター・ソロでフェイザーを使用した「ボールド・アズ・ラヴ」等、実験的な音作りも行われている。制作スタッフは、フェイザーを導入するに当たって、この機器を先行して用いていたスモール・フェイセスの楽曲「イチクー・パーク」を参考にしたという話が伝わっている〔『ストレンジ・デイズ』第51号(有限会社ストレンジ・デイズ、2003年12月、雑誌05301-12)p.34〕。ジミは、本作のレコーディング・セッションで、色の名前を言うことで音のイメージを伝えたという〔1997年リマスターCDの英文ライナーノーツ(Jym Fahley)参照〕。 収録曲は、ライブでも演奏された。「スパニッシュ・キャッスル・マジック」は、ウッドストック・フェスティバルやワイト島音楽祭等で演奏されている。「リトル・ウィング」は、1969年2月24日のロイヤル・アルバート・ホール公演、サンフランシスコ・ウィンターランドの録音が残されている。「明日まで待って」「リトル・ミス・ラヴァー」は、BBCでのライブ音源が残されている。 アルバム完成直後に第1面のマスターテープを紛失したと言われており、一晩で作り直された。 オリジナル版は、モノとステレオの2種が同時発売された。モノ・ミックス盤は、2000年に米Classic Recordsからヴィニール盤のみで再発売された。 1970年の英国廉価再発盤「Backtrack 11」でステレオの別ミックス版が使われ、欧州・日本盤CD初版に使われたものも同様。1991年のリマスター再発以降、オリジナル・ステレオ・ミックスが使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクシス:ボールド・アズ・ラヴ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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