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アクチニウム(Ac)は、安定同位体を持たない。そのため標準原子量を定めることはできない。 アクチニウムの同位体のうち、トリウム系列に属する同位体は以下の別名でも知られている: * ''メソトリウムII'' (''mesothorium II'') : 228Ac 天然に生成するアクチニウムは、放射性同位体の227Acのみである。36個の放射性同位体が同定されていて、最も安定な227Acの半減期は21.772年である。225Acの半減期は10.0日、226Thの半減期は29.37時間である。その他は全て10時間以下であり、そのほとんどは1分以下である。最も寿命の短いものは217Acで、アルファ崩壊または電子捕獲によって、69ナノ秒の半減期で崩壊する。アクチニウムには2つの核異性体が存在する。 純粋な227Acは185日で崩壊生成物と平衡に達し、その後は21.772年の半減期に従って崩壊する。227Acの98.62%はトリウム(227Th)にベータ崩壊し、1.38%はフランシウム(223Fr)にアルファ崩壊する。 アクチニウムの既知の同位体の原子量は、206から236の間である。 最も寿命が短い同位体は217Acである。 == 一覧 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクチニウムの同位体」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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