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アクチニジン (酵素)
アクチニジン(Actinidin、アクチニダイン(Actinidain)、EC 3.4.22.14)は、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の一種。主にマタタビ属の果実に含まれる〔山中美穂、大田忠親、福田哲生、西山一朗:マタタビ属果実における果汁中アクチニジン濃度およびプロテアーゼ活性の品種間差異 日本食品科学工学会誌 Vol.51 (2004) No.9 P491-494〕。 == 解説 == 緑色のキウイフルーツやサルナシに含まれるタンパク質の50%程度を占める。消化管内での食物由来タンパク質の分解促進作用がある〔西山一朗:キウイフルーツの消化促進効果に関する研究動向 ─アクチニジンの役割─ 栄養学雑誌 Vol.72 (2014) No.6 p.292-301〕が、キウイフルーツアレルギーのアレルゲンのひとつでもある。キウイフルーツよる口腔アレルギー症候群の原因の場合、品種により含有量に差違があり〔果汁中アクチニジン濃度および活性の品種による違い 駒沢女子大学 キウイフルーツ研究室〕、含有が少ないゴールデン種のキウイフルーツではアレルギーをおこさないこともある。 また、昆虫類のハネカクシ亜科は尾部分泌腺からアクチニジンを分泌する〔兼久勝夫:ハネカクシ亜科の尾部分泌腺からのアクチニジン(生理活性物質) 日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 (32), 195, 1988-03-25〕〔兼久勝夫:アクチニジンを含有する昆虫類(生理活性物質) 日本応用動物昆虫学会大会講演要旨 (34), 109, 1990-03-15〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクチニジン (酵素)」の詳細全文を読む
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