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アクティブサスペンション(英語:active suspension)は、電子制御によって車体を支えるサスペンションの特性を変化させる機構。車輪から車体への外力の変化の伝達を、従来はスプリングとダンパーの特性で受動的に抑制していたのに対し、主にダンパーの油圧を路面状況に対して能動的に制御することで車体(機体)の姿勢や振動を改善するものである。このシステムはどの分野においてもスカイフック理論を基本として開発されている。 == 鉄道車両のアクティブサスペンション == 振動抑制装置付きサスペンションのことである。動力を使用しており、外部からの左右の振動を、車体に取付けられた左右加速度センサーで左右加速度が検知して、それを元に制御器が必要な力の大きさや方向を算出して、台車と車体の間を枕木方向で取付けているアクチュエータに指令を送り、アクチュエータで左右の振動とは逆の力を発生させて、車体の左右振動を効果的に抑制するものであり、動力源は圧縮空気を使用する空気式と電気式のアクチュエーターを使用する電気式があり、フルアクティブサスペンションとも呼ばれている。制振効果は非常に高いものの、サスペンション駆動に専用の動力源を必要とするため消費エネルギーが大きく、システムのサイズも大きくなってしまう。また構造が複雑で維持コストも含めて高価なため、採用はごく一部の系列の車両にとどまっている。 以下の鉄道車両に装着されている。 *500系 *W1編成の両先頭車(1・16号車) *※高速列車としては世界初。なお、上記以外の車両はセミアクティブサスペンションを搭載。 *E2系 *両先頭車とグリーン車 *※上記以外の車両にセミアクティブサスペンションを搭載。 *E3系2000番台 *両先頭車(11・17号車) *※上記以外の車両(12-16号車)にセミアクティブサスペンションを搭載。 *京成2代目AE形スカイライナー *両先頭車 *大手私鉄では初めて *E259系成田エクスプレス *両先頭車 *E5系 *全車両 *E657系 *両先頭車(1・10号車)とグリーン車(5号車) *近鉄50000系「しまかぜ」 *全車両 *E7系・W7系 *12号車(グランクラス) *※全車両にセミアクティブサスペンションを搭載。12号車にはバックアップとして搭載。 *77系 *両先頭車 *JR九州の寝台列車「ななつ星」に充当。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクティブサスペンション」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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