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『アクマイザー3』(アクマイザースリー)は、1975年(昭和50年)10月7日から1976年(昭和51年)6月29日まで、NET(現:テレビ朝日)系で、毎週火曜日19:00 - 19:30に全38話が放送された、NETと東映制作の特撮テレビ番組。および作品内に登場するヒーローユニットの名称である。 == 概要 == 『秘密戦隊ゴレンジャー』の大ヒットを受けて製作された、いわゆる「集団ヒーローもの」のひとつ。『ゴレンジャー』と同じく石ノ森章太郎が原作を担当した。初期は「悪の組織の一員が正義の心に目覚め、かつての仲間と戦う」というストーリーが展開され、主人公ザビタンの苦悩が描かれた。 変身ブームの沈静化を受けて変身しないヒーローとして製作された。ザビタンたちは普段から異形の姿のままで行動しており、その性格描写には通常のヒーロー以上に力が注がれた。ザビタンやイビルの仮面には数種類のタイプの目を用意して、これを付け替えることで感情を表現した。しかし平山亨によると本作ではザビタンたちに人間性を持たせるのに苦労し、「結局、人間の顔を持たないとダメなんです」と述べている〔読売新聞1993年3月15日夕刊〕。 第2クールからはザビタンたちが強力な魔法力(まほうりき)を使用するようになり、ザビタンは特定の人間の姿に変身するようになる。一方で着ぐるみキャラクター同士の掛け合いも増え、ストーリーもコメディ色が強くなった〔。当時は漫画『がきデカ』が人気を博しており、同時期には『ゴレンジャー』もコメディ路線に移行している〔。 予算面では厳しく、プロデューサーの鈴木が「『仮面ライダー』の半分程度」と証言している。ザビタンたちが異形のままなのも変身前の役者を雇う予算を節約したかったからだそうである〔〔『東映スーパー戦隊大全 バトルフィーバーJ・デンジマン・サンバルカンの世界』(双葉社・2003年)228頁。〕。 制作は東映生田スタジオで行われたが、当時『仮面ライダーストロンガー』と『秘密戦隊ゴレンジャー』の制作も行われていたため〔、スタジオの空きが出ず、夜遅くか早朝にしか撮影ができなかったと鈴木武幸は述べている〔。 変身前の俳優がいない代わりに声優のキャスティングには拘っているとされ〔、本作の登場キャラクターは主に「青二プロダクション」の声優陣が担当した。当時、生田スタジオにはアフレコルームが無く、大映東京撮影所の土間ステージに機材を運び込んでアフレコしていたが〔〔、「タバックと違い環境が良くなかった」とザビタン役の井上が語っているように、収録環境は悪く、声優陣が助監督と揉めると言ったこともあったため、後にスタジオを借りることになったと鈴木武幸は述べている。 アクマ族などの設定は前年からのオカルトブームの流れを汲むものであり〔、物語の軸となる「ダウンワールド」は、当時流行していた「地球空洞説」から着想を得たものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アクマイザー3」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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