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アクリシオス アクリシオス(, )は、ギリシア神話の人物である。アルゴス王アバースとマンティネウスの娘アグライアーの子で、プロイトスと双子の兄弟〔アポロドーロス、2巻2・1。〕。ラケダイモーンの娘エウリュディケー〔アポロドーロス、2巻2・2、3巻10・3。パウサニアス、3巻13・8。〕、あるいはアガニッペーとの間にダナエーをもうけた〔ヒュギーヌス、63。〕。またエウアレーテーという娘もいた〔ヒュギーヌス、84。〕。ダナエーはペルセウスの母、エウアレーテーは一説にオイノマオスの妻。 ソポクレースは悲劇『アクリシオス』、『ダナエー』、『ラーリッサの人々』を書いたが散逸した。 == 神話 ==
===プロイトスとの対立=== アクリシオスとプロイトスは生まれる前から母の胎内で争い、成長するとアルゴスの王位をめぐって戦った。この戦いでアクリシオスは勝利し、プロイトスを追放したが、プロイトスはリュキア王イオバテースの援助によって帰還し、ティーリュンスを得た〔アポロドーロス、2巻2・1~2・2。〕。パウサニアスによれば両者は戦争をしたが勝敗がつかなかったため〔パウサニアス、2巻25・7。〕、両者は土地を分け合い、アクリシオスはアルゴスを、プロイトスはティーリュンス、ミデア、ヘライオンを支配した〔パウサニアス、2巻16・2。〕。またこの戦いで楯が発明されたという〔アポロドーロス、2巻2・1。パウサニアス、2巻26・7。〕。
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